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 院長:茂木信道の診療室へお越しの方はコチラからど~ぞ
 2005年3月以前の旧院長室はコチラからどうぞ
冷たい雨に打たれて
2011年03月01日 (火) 23:12 | 編集
 
仕事終わりで口腔保健センターへ。
雨がやんでいたので傘を持たずに出かけたら、途中からザーザー降り。
しかも冷たい雨、、、う~寒い。

会議終了後は、旬楽えびすへ行きました。

やはり最初のビールは美味し。


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↑こうして見ると、ビールってキレイな色ですね。


お?、飲まずに白飯食っている人がいますが、、、


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そう。クルマで来たTKSクンはノンアルコールなのです。


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ミニキャベツが可愛らしいですネ。


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2軒目はリックスです。


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今日はジャックダニエルなんか飲んだりして。


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↑バーボンとレーズンって相性良いのねん。


お開きは2時半でやんす、、、。



寒く悲しい夜でした
2011年03月02日 (水) 22:40 | 編集
 
午前中から診療室にこもって2月分のレセ作業をシコシコこなしました。

昼過ぎに藤沢市街に出て買い物少々。
3時頃、遅い昼メシをながつかで食いました。
店内を見回すと、昼間っから酒をチビチビ嗜む高齢者の方がチラホラいるんですね。
若者の姿が全くないのはもちろんです。

夕方からは、喪服に着替えて相模原市営斎場へ。
今夜は旧職場の先輩のSYM先生のお通夜です。

学年でいうと3つ上の先輩で、大学の歯周病学講座に4年間ほど一緒に在籍しました。
あらためて自分の業績一覧を見直すと、SYM先生と連名の論文や学会発表が数多くあるのです。
それからおいら、SYM先生には結婚披露宴の司会もしていただきました。

そうなんです。結構お世話になっているんです。
でも、あまり「お世話になった感じ」はしないんですよね。
これは決して悪い意味ではなく、そういうことを感じさせない雰囲気というか、一種独特の存在感を持った人でした。
そんな雰囲気の人ゆえ、しかも物腰が非常にやわらかく、色々なことをスマートにこなす人であったので、女の人にはとにかくモテました。特に年下の女性からは絶大な人気がありました。

しかし、若くして亡くなった人の葬儀というのは、やはり悲しい雰囲気になりますね。
残された人のことを思うと、つらいです。

先日、先輩の奥様が亡くなったときもそうでしたが、若くして亡くなった方の葬儀に行くと、自分もいつお迎えが来るか分からないから、家族との今の時間を大切にしないといけないな、、、と思います。


通夜を終え、現地で待ち合わせていた嫁さんと小田急に乗って帰ってきました。
夫婦揃って帰りが遅くなったので、片瀬江ノ島駅近くのパラソルでセガレと待ち合わせて夕食です。


まずはお約束でビールから。


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チキンマライティカという料理、、、予想以上の美味でした。


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途中からワインにシフトチェンジです。


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バターチキンカレーと、ホウレン草とマトンのカレー、そして特大ナン、、、


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「家族との今の時間を大切にしなければ」と思ったからではないのですが、妙にセガレと写真を撮りたくなってしまいました。


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あ、そうそう。今日はこんなお得なクーポンを利用しました。


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¥1000引きで、さらに12%OFF、、、こいつは使わないテはありませんよね。


初体験三昧の木曜日でした
2011年03月03日 (木) 23:57 | 編集
 
診療室を12時半に抜けさせていただいて、口腔保健センターに行きました。
今日は障害者歯科診療所での診療見学です。

おいら歯医者になって20年ですが、障害者の歯科診療に関しては、全く縁がなかったというか、違う畑をずっと歩いてまいりました。要するに、超がつく初心者なのですね。
というわけで、今日は少々緊張しました。
医局員の先生方や衛生士さん達のありがたいお気遣いのおかげで何とか終了いたしました。

その後は空き時間が1時間少々出来ましたので、SGR先生やOOT先生と一緒にセンター近くの紅茶の美味しい喫茶店なるところに行きました。
これまたおいらにとっては完全なる畑違い系のお店、、、緊張です。

ワッフルなんか食っちゃったりして。。。


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で、時間を潰した後は、障害者歯科のケースプレゼンテーションです。


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衛生士さんの真剣に取組んでいる姿勢が伝わってまいります。

ケープレ終了後にトンカツ弁当が出たのですが、油に当たったか、直後に胃もたれしまして(笑)、、、
NGM先輩とKSB後輩と一緒に行った喜怒愛楽での注文は野菜オンリー。


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その後はオネエサンのつくお店に行きました。

今日もキレイなERK姐さんです。


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今日も陽気なNGM先輩&KSB後輩。


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酔って胃もたれも緩解し、気分良くカラオケを数曲ほど熱唱するおいら。


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その後は歯科医師会地域保健部の女帝3人組とリックスで落ち合って、3対3の合コン状態、、、ふぅ、、、結構飲みましたわん。



霜柱 ~ ファンタスティポ
2011年03月04日 (金) 21:01 | 編集
 
朝が寒いですね。
昨日の朝、本当に久しぶりに霜柱を踏みました。

霜柱なんて20年ぶり以上、もしかしたら30年ぶりくらいかなぁ。
小学生の頃は冬になると毎朝霜柱をサクサクと踏みながら登校したものでしたが、最近は土の上を歩く事がなくなったからなのか、温暖化で霜柱自体が立たなくなったからなのか、とんと御無沙汰でした。

でも、踏んだ時の感触は今でも身体が覚えていました。
踏んだ瞬間、ガキの頃の記憶が鮮やかに甦るんですわ。
人間の五感を刺激するというか、引き出しの奥の記憶が取り出されるというか。

同世代の皆様、土がむき出しになっているところを見つけたら是非。


さて、話題を変えます。

ファンタスティポです。
このPVを最初に見た時、引き込まれましたね~。
ちょっと古くさい感じの曲調が、これまた琴線に触れるんですわ。
ジャニーズは別に好きじゃないけど、この曲は良かったな~。






朝帰りでやんす~
2011年03月05日 (土) 23:59 | 編集
 
仕事終わりで口腔保健センターに行きました。
今日は神湘会の講演会です。

講演会の途中で中座させていただき、後ろ髪を引かれつつ、おいらは横須賀に向かいました。
今夜は神奈川歯科大学ハンドボール部の6年生追い出しコンパがあり、OB会長のおいらとしては出席しないわけにはまいりませんで、神湘会の皆様には申し訳けありませんです。

コンパには2次会の魚藍亭から参加させていただきました。

追い出しコンパは懐かしい面々と再会するのも楽しみのひとつだったりして。


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顧問のSGY先生を囲んで話も弾んだりします。


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何かと苦労も多かろう主将のTSM君と、、、4月以降も頑張って欲しいなぁ。


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OB会役員のTKNと次期会長のTRIも参戦、、、OGのTNKさんとODWさん、相変わらず可愛らしい女性です。


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お開きの後は、我々オヤジ連中で横須賀の街へ繰り出しました。

途中、横須賀在住時、行きつけだったスナックみやSANの前を通りました。
5年以上前に閉店して、、、店はそのまんまなんですね。。。


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そのみやさんのお店でお客同士として知り合ったヨーコママの経営する「パール」へ行きました。
ここも久々、4年ぶりくらいの訪問です。


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お約束で、こんな感じで撮ったりしますよね~。


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エラく楽しく盛り上がりまして、恐れ多くもフルーツを食ったりなんかして。


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とりあえず「パール」は2時でお開き。

続きまして、3軒目は豚やぶれかぶれへ行きました。
初めて入ったお店だったんですけど、ナカナカ良い店でした。


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焼酎の友に、豚シャブなんか食ったりして。


4時からの4件目はファミレスのジョナサンです。


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ワインの友にクラブハウスサンドなんか食ったりして。。。


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お開きは朝6時。。。
横須賀中央駅で解散です。


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その後、電車で眠ってしまい、スンナリ帰宅は出来ませんで、紆余曲折の末なんとか辿り着いたのでありました。



終点ですよ お客さん
2011年03月06日 (日) 21:54 | 編集
 
あ~終点ですよ、お客さん。

この声で目覚めました。
湘南モノレールの終点が湘南江の島でよかった。。。

千鳥足で帰宅して、、、セガレは既に起きて出掛ける支度をしてました。
コンタクト外して歯磨きしてすぐに蒲団の中へ。

午後3時を回ってようやく人間らしい生活が出来るようになりました。

さすがに今日は休肝日です。
つーか、朝まで飲んでたんだかから休肝日とは言えないかぁ。。。


日本のフォークギターの頂点といえば
2011年03月07日 (月) 22:30 | 編集
 
昨今、このブログの読者の中にはおいらが鉄チャンだと誤解している御仁がおられるようでありますが、昔の少年時代のある一時期に鉄道が好きだったことがあるというだけで、それを頭から鉄チャンと決めつけられてしまうというのは甚だ遺憾なわけでありますネ。

それをいうならば、中学~高校時代のおいらは「フォーク野郎」でもありました。
フォークといえば、やはりフォークギターということでありまして、当時は毎日ジャカジャカ&ポロポロと弾いて唄っておりました。
今でもたまに、思い出したようにギターを引っ張り出しては弾きますが、左の小指の付け根の関節がダメになっていて、当時のようには弾けません。これは大学時代のハンドボールで怪我をした代償でして、ちょっと悔しいというか、もどかしいというか。。。


さて、フォーク野郎だった当時、やはり憧れたのは石川鷹彦先生です。
もうね、本当に上手すぎでして、まさに異次元なんですわ。
もちろん坂崎さんも異常にギターが上手いことはフォーク野郎としては常識でして。。。

そしてこの2人、上手いだけでなく、本当に音がイイ。
フォークギターの弦を張り替えて数時間経ったくらいって、本当に良い音がするんですけど、その音色に艶が出るかどうかはやはり弾き手にかかってくるんですよね~。





いや~、、、いいですねぇ。。。


さて、フォーク繋がりで吉田拓郎です。
この人って、綺麗な女性の前ではあからさまに照れるんですよね~。
ま、そこが天然モテ男のモテ男たるところなんでしょうけど、、、

それにしても、今見てもシンシアこと南沙織さんは綺麗だなぁ。。。





ちなみにこの「シンシア」という曲は、南沙織さんの「早春の港」という曲を聴いて感銘を受けた拓郎が、アンサーソングとして作ったんですけど、この「早春の港」の歌詞がまた・・・

「早春の港」を聴いてから「シンシア」を聴くと、、、
いや~ いいですよ~。



豚に始まり 豚に終わる
2011年03月08日 (火) 23:49 | 編集
仕事終わりで口腔保健センターに行きました。
今夜は地域保健部の定例部会です。

会議終了後は、お約束の「飲み」でして。。。
今日は11名の大所帯で豚肉料理屋のかつもに行きました。

まずはビールからスタート。


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この一瞬ドッキリする見た目、、、豆乳鍋のスタートです。


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全体像は↓こんな感じ。


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この後、泡盛にシフトチェンジしまして、、、


日大アメフト出身の両者に囲まれるハンドボーラーのおいら。


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2軒目はリックスなのですが、写真はイベリコ豚の生ハムだったりします。


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カウンターには肉塊が鎮座ましましておりまして、、、
おお。この重量感たるや。。。


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てなわけで、2時を回ったところでお開き。
優秀なタイムキーパーのKDO後輩がいると助かります♬



魔女の一撃は回避
2011年03月09日 (水) 22:33 | 編集
 
昼に診療室に行って事務仕事を少々、、、
すると、あれれっ、、、腰が。。。

う~腰を痛めてしまいました。
ま、今回のは魔女の一撃とは違って、所謂ぎっくり腰ではないので、とりあえずはホッとしておりますが。

午後はカツミ社長のところへ愛車を預けに行って車検をお願いしてきました。

せっかく横須賀近くまで来たんだからと、その足でスコヤカンへ。
腰は大丈夫かな、、、と思いましたが、エアロバイクは問題なし。プールも大丈夫でした。
これで明日の診療が大丈夫だったら日常生活に問題はないのですが。。。


夜は久々に珊瑚礁に行きました。


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アテはビーフサラダです。


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牛テールの潮スープ煮、、、パクチーとの相性が◎


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最後はお約束のカレーで〆。


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それにしても、ここは相変わらず量が多いですわな。
写真以外にアンチョビポテトも頼んでいたので、家族3人でカレーは2人前だけにしておいて正解でやんした。



演技だとしても 素だとしても イイですねぇ
2011年03月10日 (木) 22:30 | 編集
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『民主・土肥氏「竹島領有権、日本は主張中止を」韓国議員と共同宣言 会見まで 先月末』
わが国固有の領土にもかかわらず韓国が不法占拠を続けている竹島について、衆院政治倫理審査会会長で菅直人首相が主宰する政策グループ代表の土肥隆一衆院議員(兵庫3区)が「日韓キリスト教議員連盟」の日本側会長として、日本政府に竹島の領有権主張中止などを求める同議連の日韓共同宣言に名を連ね、韓国の国会で共同記者会見していたことが9日、分かった。土肥氏は産経新聞の取材に「個人的には、竹島は日本の領土とは一概にはいえないのではと思っている」と話している。


もう本当に、、、
本気でこういう事をやっちゃうからなぁ、、、
あまりの酷さに、何と言ってよいのやら、、、

↓石破さんの表情が全てを物語っておりますね。


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しかしまぁ、男のこういう表情というのは、鑑賞には不向きであります。


というわけで、石原さとみさんの素晴らしい表情をどうぞ。。。


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いや~、、、イイですねぇ。。。

この人はイイ女優さんになりますワ。

(ちなみに個人的には2枚目がツボ。。。)



未曾有の震災
2011年03月11日 (金) 22:53 | 編集
 
午後の診療を始める10数分前、わずかに揺れたなと思ったら、その後揺れが強くなり、、、
そして非常に長い間揺れていました。
これは、相当に大きな地震だろうな、、、と思ったら、、、やはり大変なことに。
M8.8の観測史上最大の巨大地震とのこと。


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これは未曾有の大災害の予感です。
何といっても被災した範囲が海岸線だけでも何百キロにも及んで、これはあまりにも広すぎます。
死者もそうだけど、津波の被害があまりに甚大なので行方不明者はどれだけになるのでしょうか。
数千人?それとも数万人??
まさかそれ以上?、、、
ちょっと想像がつきません。
今は祈るのみです。



「大丈夫」は「大丈夫じゃない」ということ
2011年03月12日 (土) 23:30 | 編集
 
やはりとんでもないことになっています。
未曾有の大災害です。
死者と行方不明者が数千人になることは確定。
あとは何万人になってしまうのか、という段階です。

そして、福島第一原発の事故、、、
午前中から「事故」とは言わず「事象」などと言ってましたけど、これは明らかに事故です。
枝野官房長官は「大丈夫だ」と繰り返していたけど、行政が「大丈夫」を繰り返す時は大概「大丈夫じゃない」わけで、、、年金もそうだったし、、、、などと思っていたら爆発が起きました。
これで多くの人が被爆をしたであろうし、これからすることになるでしょう。問題はその程度がいかほどなのか。。。

そして今年の夏は想像を絶する深刻な電力不足となることが確定です。

それにしてもメルトダウンなどという言葉はスリーマイル島事故以来は映画の中の言葉だと思っていましたが、、、まさか、、、
そして官房長官が「言葉を選び過ぎている」のが、何とも不安を煽ります。要するに情報の意図的な「小出し」と「隠蔽」なんですね。

ここまでが本日(12日)の夕方の時点。
今夜は歯科医師会の東部地区会の会合が予定されていましたが、年度末ということで予定通り開催されるということで、出掛けてまいりました。被災地のことを頭によぎらせながら酒を飲むということの、妙な罪悪感、、、気持ちの悪いものがあります。


それにしても日本という国は、なんて不運な国だと思うわけです。
政権がグダグダな時に大災害が起こりますものね。
阪神大震災の時に「なにせ初めてのことじゃから」と言った総理大臣を思い出します。



本当に本当に・・・
2011年03月13日 (日) 22:58 | 編集
 
気象庁が計算し直したところ、M9.0に修正だそうです。

とにかく被害が甚大すぎて、、、
被災した人達をとりまく状況が少しでも改善して欲しいですが、状況は本当に厳しいです。

そして、計画停電の概要が8時半過ぎに発表されました。
仕方がないこととはいえ、あまりに急に決まった停電です。
これは、何も知らずに明日の朝を迎える人も多いだろうな、、、と心配しています。

計画停電の実施は、我々の診療にとっても大打撃です。
しかも少なくとも4月いっぱいは継続されるようです。

でも、実際に被災された方々に比べれば、この程度の苦労など、、、
そして、計画停電の実施で、警察官の皆さんは本当に大変だろうなぁ。。。

明日は朝から鉄道各線も通常通りの運行は難しい模様です。
金曜の夜に東京から帰宅できず一夜を明かし、土曜の午前中に大変な思いをして帰宅、、、その足で当院にいらした患者さん達の話を聞くと、スシ詰めである上にノロノロ運転の列車内は修羅場のようであったとのこと。
できるだけ明日の混乱が少なくすみますように。。。



こんなの被災した人達に比べれば・・・
2011年03月14日 (月) 22:25 | 編集
 
首都圏は都心を除き、朝から交通機関が殆ど機能せず。。。
予定された計画停電は見送り。。。
我が第1グループは、結局停電を回避。

明日の停電は15時20分から19時00分ですって、、、う~む、午後の診療時間が丸かぶり。
今日よりは鉄道も動くみたいで経済活動も活発化しそうだから、明日停電する可能性は高い???
でも、実際に停電するのは17時以降くらいで済むのかな???
厳しい予想から甘い予想まで、色々「ああでもこうでも」と考えてしまいます。。。

それから、自分の地域が「明日は何番のグループになるの?」と勘違いしている人達も多いみたい。
藤沢市はほとんどが今日も明日も明後日も「第1グループ」です(多分)。
でもこの程度の混乱は仕方がないかぁ。。。

歯科治療って、計画的な予約が必須だから、近所にお住まいの患者さんはまだ良いとしても、遠くからいらっしゃる方は判断が本当に難しい。。。
明日からも暫くはずっとこんな感じかぁ、、、患者さんはもちろんだけど、スタッフの皆にも負担がかかるなぁ。。。
でも、被災した人達に比べたらこんなの、、、ねぇ。。。
今日も片道2時間以上かけて来て下さった患者さん、、、予約時刻は停電予定時間の真っただ中だったけど、無事に診療出来て良かった。。。

帰りにコンビニに寄ったら、看板の電気が消えていて、店内の照明も半分だけ。。。
なんか、東南アジアのコンビニに入ったみたいでした。
でも、店内の明るさは普段からこの程度で十分じゃない?、、、と思いました。

当院でも節電のため、今日から温水便座や冷水器の電源を切らせていただいています。
待合室も夕方暗くなるまでは照明を切らせていただいています。
また、エアコンも弱めに設定させていただいております。


そして、夜遅くになって、いよいよ福島第一原発2号機のメルトダウンが現実味を帯びてきました。
最悪のシナリオを頭に入れておかねばなりませんね。
フランス大使館が在日フランス人に対して、関東からの退避を勧告していること(時事通信)や、米国務省が、日本の大使館業務を他の場所へ移管したことを明らかにし、「米大使館は日本政府と連絡を取っており、この恐ろしい惨事に対応するため、あらゆる支援を行う用意を整えている」と表明した(ロイター)ということを、日本国民のどれだけが知っているのでしょう。
自分が地域に根ざした仕事をしておらず、仮に遊牧民だったとしたら、関東を捨てて迷わず西日本に逃げるところです。



注意深い監視が必要 ~ 計画停電実施されました
2011年03月15日 (火) 22:55 | 編集
 
日付が変わって茨城県で放射線量が急激に上昇中です。
東京都日野市でも早朝から有意に上昇しました。
その後に少し下がったので、風向きの影響等も大きいのでしょうが、間違いなく何かが起きています。
官房長官会見での情報は相当に遅いというか、小出しと隠蔽です。パニックを恐れてのことなのでしょうが「大丈夫」を繰り返しています。
原子力安全保安院に至っては、無能の集団なのだろうな、、、というのが会見を通して伝わってきます。
それを受けての日本のTV報道もしかり、、、海外メディアは全く違うスタンスで報道しています。

とにかく個人がリアルタイムでの線量と風向を監視するしかないのかも。。。

http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
↑ちなみに普段は200 nGy/h 以下です。

http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

もっとも、最悪の事態となっても我々に出来ることは限られるわけなのですが。。。
あとはただ祈るのみです。


、、、と、ここまで書いたのが朝の7時半。


その後、事態は悪化を辿り、昼には首都圏でも通常の10倍近くの放射線量が確認されました。


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↓こちらは比較用の昨年末の状態。
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10倍というと、すわ何事!。。。という感じですが、これはまだ歯医者でレントゲン1枚撮るのにも未たないですから、過剰反応は禁物です。

分かりやすく例えて言うと、妊婦の人が歯医者でレントゲンを400万枚撮って、ようやく胎児に影響が出るかもしれない、というレベル。
他の例としては、歯医者でレントゲンを20枚撮ると、飛行機でニューヨークまで行ってきたことになる、、、そんな感じです。


その後、値はまた急激に下がりましたが、以前と比べて高値をキープしている状態ですね。


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今はインターネットがあるので、このように「何かが起きた」ことがバレてしまうのですが、もしインターネットがなかったら、今回の原発事故では、おそらく周辺住民だけ避難させて、その他は隠し通すんでしょうね。

外国の人は日本人以上にこのテのことには敏感なので、せっかく来日してくれた救助隊の人達の士気に影響して、救助活動が停滞しないことを祈ります。

それから、原発の事故現場で作業している人達、これはもう本当に、、、きっと決死隊の気持ちで作業に当たられているのでしょう。御家族の気持ちを思うと言葉がありません。本当に頭が下がります。


さて、今日は3時からの午後の診療が計画停電の予定時間と丸かぶりでした。
そこで、午後の予約の人達に連絡し、日にちを変更していただいたり、午前のキャンセルが出たところや昼休みの時間帯にきていただき、なんとか切り抜けました。

果たして16時になり停電。
その後、日が暮れて、完全に真っ暗。

診療室に電話番としてひとり残ったおいらの友はAMラジオ、、、やはり災害時の最終兵器はトランジスタラジオですね。
そして、ウチは診療室に昔ながらの黒電話も併設しているので、停電時でも通話可能です。
古き良きアナログの偉大さを再認識したのでありました。

19時に停電終了。
灯りがつくと、ホッとするし嬉しいですね。
たかだか3時間の停電でこれですもの。
被災地の人達は本当に本当に大変です。


、、、で、今日の日記は終了、、、と思ったら。。。

静岡県東部で震度6強、、、
もうね、、、映画でもここまでやらないでしょ。
大丈夫か、日本、、、
なんとか持ちこたえて。。。






計画停電と日本人 ~ 24時間TV化 ~ CNNによれば
2011年03月16日 (水) 22:25 | 編集
  
なんだかんだ言って、日本人は本当に超がつくほどマジメだと思います。
だから「計画停電を行ないます」なんて言われると、「計画的にきちんと停電するのがアタリマエ」と思っています。
計画停電初日の14日、市内の多くの地域が第1グループに属する藤沢市では停電が回避されました。
しかし、停電が予定されていた時間帯に予約していた患者さんに、キャンセルをお願いした歯科医院も多かったようです。
そんな歯科医院や患者さんは、きっとこう思ったのではないでしょうか?
「おいおい、何だよ。ちゃんと計画通りに停電しろよ!」、、、と。

ウチの場合は「初日はどうせ混乱するだろうから、こっちがヘタに動くとさらに混乱が増幅するかな、、、」と考え、敢えて何もしなかったのがたまたま当たって事なきを得ました。
でも、もし自分が必死になって患者さんの予約を動かしたのに、予定通り停電しなかったら、、、きっと悔しかったでしょうね。

本来は、停電なんて回避した方が良いに決まってます。東電の人だって「善かれと思って」初日の停電を回避したのでしょう。なのに結果的には逆効果。多くの不満が出た、、、日本人って本当に真面目なんです。

、、、ふと、思い出しました。

先日、先輩の奥様が亡くなったときに、同窓会から葬儀のお手伝いして下さる方を募りました。
先輩の人徳なのでしょう。予想を遥かに超える多くの方々が名乗り出て下さいました。
このままでは人員が余ってしまうことが予想されるほどでした。そこで、年長の方や診療時間を短縮してまで駆けつけようとしてくれた方を中心に、お詫びの上、お断りをさせていただいたほどでした。
しかし当日になって、さらに人員に余剰が生じることが予想されたので、女性の方を中心にお手伝いをお断りする旨の連絡が行きました。これが「善かれ」と思っての判断だったことは想像に難くありません。
しかし、連絡を受けた方々からは不満が噴出、、、そうです。その方達は八方手を尽くして患者さんの診療や御自身の予定をキャンセルしていたのでした。

本当に辛く悲しいい思いをしている人のため、広く多くの人達に小さな苦労を分担してもらう時というのは、たとえ人員的に余裕が生じたとしても、その予定が急であればあるほど、当初の予定通りに苦労をしてもらうことの方が大切なんだな、、、と学びました。



ところで、地震発生から5日経過して、民放は通常番組に戻りつつありますね。
TV局が喪に服す期間が終わったってことなんですかね。視聴者がそろそろ震災特番に飽き始めて、局に苦情が寄せられているのかもしれません。

また、昨夜くらいから、各局の報道スタンスが、24時間テレビのような「感動ありがとう系」の雰囲気に変質してきていて、個人的には非常に不快です。



さて、話は原発事故関連です。
CNNでは以下のように報じていますが、日本のメディアでは取り上げないようですね。

米エネルギー省のチュー長官は15日、支援チームと計測装置を日本へ送ったことを明らかにした。米原子力規制委員会(NRC)も専門家チームの派遣を発表した。在日米海軍は、横須賀に停泊中の原子力空母ジョージ・ワシントンに搭載した計測器が低レベルの放射能を検知したとして、「念のため」兵士らに野外での活動を控えるよう指示したと述べた。

これって、アメリカが独自の放射線測定を行うと発表した、、、要するに東電と日本政府が情報を隠蔽をしていると判断した、ということですか?

日本の小中学校でも野外での活動(例えば体育の授業や部活など)は控えねばなりませんかね。。。
どうなんでしょ?


そして、今後、復興した後も、福島県はもちろん、周辺県の農業はもう終わりですね。作っても売れないでしょう。
おいらの亡き親父の実家が福島市で農家なんですよ。。。




やはり正確な情報は必要です
2011年03月17日 (木) 22:26 | 編集
 
今日は真冬並みの冷え込みになりました。
そのせいで暖房需要が増加→電力消費量が増加したため、当院の属する第1グループでは初の1日2回の計画停電が実施されました。
いや~、、、さすがに1日2回、計6時間の停電はキツいものがあります。

しかし、被災された人達の苦労を思えば、こんなのは小さな苦労です。

そして被災地救援をしている自衛隊、警察、消防その他の人達の苦労に比べれば、、、
さらに、原発の事故現場で自らの危険を承知で決死の覚悟で作業している人達とその家族、、、その心情は想像を絶するものがあります。

無力な自分が出来る事、とりあえずは計画停電と節電に協力し、社会の秩序を守って、現在の社会活動を続ける事でしょうか。

そんな折、看板の照明を消して店内の照明も暗くしている店舗がある反面、そうでない店舗も結構多いんですよ。
暖房を消せとは言わないけど、看板の照明くらい消しましょうよ。もちろん治安の問題など例外的なところは除きますけど。
特に閉店後の店舗の看板が煌煌とついているのを見ると、おいおい、、、と思います。

そして、ガソリンや物資が品薄になっています。
優先されるべきは被災地です。
最低限度のものを得たのなら、無用な買い占め(買いだめ)はやめましょう。

トイレットペーパーや食品等は決して底をついているわけではないのです。
今の品薄状態は完全に「買い占め」が原因です。

買いだめしているのは年配の方が多いですね。
やはり、正確な情報が入らず、噂を信じてしまう傾向があるのでしょう。

今やどこでもトイレットペーパーとティシュペーパーは完売状態。
ところが、赤ちゃん用の紙オムツやおしり拭きナップ、生理用品はそれなりに並んでいるそうです。これらの商品に縁がないのは年配の方々ですよね。。。
やはり正確な情報は必要です。


難しい判断? 難しい選択?
2011年03月18日 (金) 22:34 | 編集
 
今日の計画停電ですが、午後の2回目は回避しました。
患者さんの予約を必死に動かした努力は全て空振りに、、、でも良いことです。気温が上昇したせいもありますが、皆さんの節電が奏効した結果でしょう。


M9.0の巨大地震が発生してから、ちょうど1週間が経ちました。
いまだに被害の全容が見えないというのは、本当に怖いです。
死者と行方不明者をあわせると、最終的に2万人を越えそうです。当初の悪い予想が当たってしまいました。
昨日と今日の寒さで避難所ではどれだけの人が凍死したのでしょう。
全く救援の届かない避難所が数多くあると聞きます。このままでは餓死する人が増えます。
そのことを考えると本当に怖いです。
地震発生直後に見た津波の映像は非常に怖かったですが、それ以上に怖くて悲しいです。



話を変えます。


福島第一原発の事故に関してですが、皆さん放射線に対してかなりナーバスになっています。
しかし必要以上にナーバスになる必要はありません。

3月15日には風向きの影響もあって、首都圏では通常の10倍の放射線量が観測されました。
10倍などというと、もう「本当に異常なこと!」という印象があります。
たしかに異常値ではあるのですが、地球上には年平均でこれ位の自然放射線を浴びている地域があるのです。
首都圏においての普段の10倍くらいの放射線なら、中国から渡ってくる黄砂に付着した化学物質の方が、よほど健康に悪影響を及ぼすでしょう。
もしあなたが喫煙者であるならば、今から禁煙をすることによって、今回の10倍に増えた放射線による発ガン率を相殺できるどころか、さらに低く出来るでしょう。

ですから、この10倍という「数字だけ」を根拠に「首都圏脱出だ!」などと言うことは、過剰反応過ぎるのです。
問題は原発の現場の今後の推移です。特にあと数日、、、奇跡が起ることを祈っています。


でも、たしかに一般の人には分かりづらいですよね。
シーベルトの前につくマイクロという単位が、ミリの1000分の1を表すということを知っている人がどれだけいるのでしょうか。
胃の検査でレントゲンを1回撮った時の被爆線量と、各地で計測された放射線量との比較、、、そしてその場所で1時間、または1年間生活した時との違い、、、マスコミ関係者を含め、これらが完全にゴチャゴチャになっている人が殆どなんじゃないですか?

そうなんです。これって、官房長官会見でよく使われる「直ちに人体に影響を与えるようなものではない」という文言と同じで、「じゃあ、1年間そこで生活したらどうなるの?、、、2年では?3年では??10年では???」というのと同じなんです。
これって前述の単位の解釈と同じ問題で、「1回」なのか「継続した1時間」なのか「1年間」なのか、その辺りがゴチャゴチャになった、良くも悪くも上手い会見なのです。

国民全体のパニックを避けることを目的にしているのならば、非常に優秀な会見ですけど、常に「最悪の事態」を想定して行動している人にとっては「隠匿」と映るかもしれません。

個人的には「隠匿」とは言わないですが、報告は「遅く」て「小出し」であり、結果的には「隠蔽」と言われても仕方がないと思ってます。特に初動ではそうでした。「大丈夫」と繰り返していましたから。

「危機管理」という意味では「最悪の事態」を想定することは大切です。
今回の原発の事故は、想定されていた「最悪の事態」を軽く越えてしまったから起きたわけです。原発は「何重もの多重防護システムによって安全対策が施されているから絶対に大丈夫!」と言われていたのに。。。

だから、単に不安を煽るような根拠のないデマを流す人間は許せませんが、現在において「最悪の事態」を想定しながら行動している人達を責めることは出来ません。


そして、その全く反対側の立場の人達、、、現地でまさに決死隊として作業に当たっている人達を思うと、胸が締め付けられます。
もし今、自分の家族が現場で作業に当たっていたら、、、
「もう原発なんて放棄して早く逃げて来い」と言ってしまうかもしれません。



危機管理は中途半端では無く、やりすぎるくらいの方が良い、という意見、、、
かたや、不安を煽るな、という意見、、、

皆さんはどちらが正しいと思いますか?



被災地の皆さん、ごめんなさい
2011年03月19日 (土) 23:44 | 編集
 
今日は土曜日ということもあって、計画停電は回避されました。
5日ぶりの通常業務、、、通常通りということの、なんとありがたいことでしょうか。

被災された方に比べたら、計画停電の苦労など本当に微々たるものです。
こんなことを書くと、なんと自分勝手で贅沢で我がままな意見だと受け止められることでしょう。
被災者のことを考えたら、不謹慎の極みなのだと思いますが、、、敢えて書こうと思います。

1日に1度、3時間の計画停電があることは、電力事情を考えると大いに理解できますし、それに協力するのが我々の責務だと思います。
しかし、さらにもう1度、1日に2回の停電というのは本当に辛いです。
3時間づつ合計6時間の停電は診療業務に多大な影響を及ぼします。
予約の患者さんに電話をかけまくるだけで、多くの時間を削られます。
これは本当に大きなストレスです。

しかし、聞くところによると、今まで1度も全く停電していない地域というのが結構あるというではないですか。(もちろん、都心など日本の中枢部にそのような例外的な地域を設定する必要があることは理解しています。)
苦労を広く皆で分かち合う観点からすると、全く停電していない地域でも1回は停電をしてもらって、当方の2回目の停電を回避するということは出来ないのでしょうか。
今の状況では、輪番などというにはあまりにも程遠く、大いに不公平だと思うのです。

プロ野球の開幕をドーム球場で、しかもナイターで強行しようとしている人達は、計画停電とは無縁の環境にいるからあのような発想をするんだと思います。


この文章を被災した方が見たら、怒りが収まらないでしょうね。
本当にごめんなさい。



さて、昨日も書きましたが、原発事故に関する情報の出し方というのは、本当に難しいものであることは理解しています。

しかし、正確な情報を得られていないということに、だんだん国民が気づき始めています。
政府や東電の発表、そしてマスコミの報道を信じない人が増えています。

実際に、国内の報道のされ方を海外のメディアのそれと比較すると、その温度差は一目瞭然です。
以下のサイトを見てみて下さい。(あえて直リンクはしていません)

http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/16/world/asia/japan-nuclear-evaculation-zone.html?scp=1&sq=estimates%20of%20potential%20exposure&st=cse

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1367684/Japan-earthquake-tsunami-Fukushima-nulear-plant-radiation-leak-kill-people.html

どうですか?
国内での報道の仕方だと「わざと解りにくくしているんじゃない?」と疑われるかもしれません。

、、、これは非常にまずい状況です。国民が政府を信用しなくなってきています。パニックを恐れるあまり情報を小出しにしてきたせいで、それがかえってパニックを引き起こそうとしています。
疎開を急ぐ皆さん、今一度正しい情報を元に冷静な判断を。



自分が恥ずかしくなりました
2011年03月20日 (日) 22:38 | 編集
 
今日の夕方、福島第1原子力発電所の事故で、現場での放水活動をした東京消防庁ハイパーレスキュー隊の人達の会見をテレビのニュースで見ました。
彼らを評する言葉を探しましたが、みつかりません。神々しいというのを通り越していることは確かです。
隊長さん達は自分と同年代か少し上でしょうか。ということは、隊員は皆、自分よりも若い人達が中心であることは容易に想像できます。小さな子どもがいる人達が中心だと思うと胸が張り裂けそうになります。

昨日の記事でエゴを全面に出してしまった自分が恥ずかしいです。
日本の存亡をかけて、危険を承知で、姿の見えぬ敵と戦いながら作業を続けて下さっている彼らを心から尊敬します。
消防、自衛隊その他、、、現場で作業をしてくれている人達は皆、英雄です。もし原発が沈静化したなら、まさに日本の救世主です。

もちろん原発の現場だけではありません。
被災地での救援活動をしている消防の人達の映像を見ると、地元の隊員と全国から派遣された隊員が一緒に活動しているんですね。
例えば背中に「新潟市」と書かれた隊員と「石巻市」と書かれた隊員が、救助した人を一緒に抱えているんです。
自衛隊はもちろんそうなんですが、指揮系統、命令伝達系統がしっかりしている組織というのは、こういう非常時には本当に頼もしいです。
その点、所属構成員の個々の利益ばかりを追求する組織というのは、イザという時に全く機能しないんでしょうね。

今回の大災害は日本の一部というにはあまりに広範囲すぎます。
物不足や経済活動の停滞などで、少なからず西日本でも無関係とは言えず、まさに「国難」であろうと思います。
さらに原発事故まで加わり、世界中の目が注がれています。
少なくとも気持ちだけでも日本が一丸となってしかるべきだと思います。



今一度、この言葉を噛み締めよう
2011年03月21日 (月) 21:29 | 編集
 
地震発生から10日以上が経ち、最初のうちは世界から賞賛されていた日本人にも少しづつ綻びが見えてきました。
もちろん、皆が聖人君子であるわけないし、どんなところにも悪いヤツはいるもんです。

被災地でのストレスの蓄積は我々の想像を絶するものであろうし、餓死と略奪のどちらかを選べと言われたらどうする?、、、自分が当事者だったら餓死を選ぶか?、、、家族が餓死しそうだったら???。

こんな時期だからこそ、もう一度、地震発生から数日後に「日本人が世界の人々にどう映ったか」を読み直してみようと思います。


・こんなひどい災害の渦中にあっても礼儀正しさを失わないなんて。いろんな状況で感謝したり丁寧に対応している。日本の人々はすごい。

・信じられないよ、同じことがロサンゼルスとか、ここフィリピンだったら考えられないことだ。パニックや興奮した群衆によって暴力や略奪行為が起きるに違いない。

・「スーパーやガソリンスタンドでは物資が少なくなって行列ができている」
すばらしいね。暴れ回る人がいないってことだ。ここイギリスのまともな人たちも、同じことがあったらこんな風にいられるだろうか。そう信じたいけどね。でも……。

・この壊滅具合や人命の失われ方は、とっくに理解の範疇を超えているけど、日本の国民は芯を持っている。きっと復興のために組織的に、素早く立ち上がるだろう。同じことがこの国で起きたならば回復は望めやしない。いまだ第2次大戦から回復していないようにね。(イギリス)

・いろんな写真から、生き残った日本の人々の確固たる精神が伝わってくる。きっと建て直すだろうという気概を感じる。オフィスで屋根から落ちてくるものから守ろうとPCを消してから避難したり、スーパーで物が落ちる前に店員が一生懸命止めようとしていた。

・準備しておくことの大切さがみてとれる。そして日本は準備している一番の国だ。建物はずっと強い。きっと救われた命も何千とあるはず。食品を貯蔵したり水や災害に備えることは大事だ。こんなことがあったらここロサンゼルスでは政府の責任だとなると思う。こういうときは知恵をしぼらなくちゃいけない。こんなときにはどうするのか、誰を助けるのかなど。日本人を心より尊敬するよ。政府が助けにきてくれないと騒いだりしない。今が一番大変なときだ。

・ニュースで入ってこない内容に気づいているかい?組織的活動ができてないとか、レイプや暴れ回る市民だとか、そういった問題が出てこない。日本人の高貴な哲学がこの結果を生んでいる。西欧の自分たちが最も学ぶべきところである。(米国)

・日本人はこういった災害の準備していたにもかかわらず、大変な思いをしている。だがこれと同じ大災害がアメリカで起こったら、このレベルの冷静さを保っていたとは到底思えない。アメリカならさらなるホラーストーリーが起こっていただろう。

・心から悲しく思う。だが日本のエンジニアを誇りに思うよ。それらの投資がなければもっともっと死んでいただろう。

・日本がこんなことになってるなんて…。本当にすばらしい国民で働きもので、世界の経済に貢献してきた。きっと再興には時間がかかるだろうが、僕達にわかるのはきっとさらに強くなって復活するだろうってことだ。命を失った人々が安らかに眠りますように。(イギリス)

・夫を探す妻の映像を見て心が痛んだ。それでも希望を捨てないんだ。(イギリス)

・日本は今まで世界各地の災害が起こると、寛大に助けをくれた。小さなお返しをする機会が出来た。




これって、もしかして、、、
2011年03月22日 (火) 22:57 | 編集
 
今回の震災によって原発事故が起きたせいで、65年以上前の戦時下における国民の心理というものが、垣間見えたような気がします。


日本を(見えない)敵から守るために、最も危険な最前線で戦っている人達には、本当に心から畏敬の念を抱きます。

我々一般国民は、節電だったり義援金だったり自らが出来ることを精一杯やろうではありませんか。それこそが我々が出来る後方支援です。
国民が心をひとつにしてこの困難に立ち向かわなくてはなりません。

今や、物不足や経済活動の停滞などで、少なからず西日本でも無関係とは言えず、これぞまさに「国難」であろうと思います。
今こそ日本が一丸となってこの難局を。。。

あれれ、、、
これって、、、なんとなく、、、今が戦時中と似た状況ってことですか???

もちろんその規模も次元も違いますけど。


、、、当時の人達が、好むと好まざるとにかかわらず戦争に突き進んでいかざるを得なかったこと、、、自分の国や家族を守るために自らの命を差し出そうとする人達がいたこと、、、その「感じ」を少し理解できたような気がしました。

原発事故の現場で作業している消防隊や自衛隊を、当時の特攻隊と重ねる人は少なくないはずです。

そして、政府や東電の会見を大本営発表と重ねる人も少なくないはずです。



停電難民の目線から
2011年03月23日 (水) 22:48 | 編集
 
昨日の火曜日ですが、もともと休みにしておりました。
嫁さんも休みを取っており、夫婦でどこかに行こうかなどと思っておりましたところ、11日に巨大地震発生、、、その後の社会の混乱は御周知の通りです。

で、結局のところ、遠出する気にもならず。。。
しかしながら、我が第1グループは予定通り、9時20分から13時までの間の3時間ほどが停電になるとのこと。
果たしていつもの通り、10時03分に停電が開始されました。

そういえば、今日から停電中でも小田急が走るようになったらしい、、、ということでしたので、停電している藤沢から脱出して、永久除外地域の横浜市中区&西区&神奈川区に逃れようということになりました。(実際は西区にしか行きませんでしたが)

そう。我ら停電難民なんですわ。

電車内は節電のため、暖房が切ってあり、その旨のアナウンスが流れておりました。
しかし、昼間でも車内灯は煌煌とついているんですね、、、消しても全く問題ない明るさだと思うんですけど、、、安全上もしくは構造上の問題で消すことができないのかなぁ???

駅はどこも照明を暗くしておりまして、横浜駅西口から相鉄ジョイナス~高島屋と、本当にどこでも照明は暗め。特に高島屋は1階のエントランスなど、まさに必要最低限の照明という感じで「節電をアピール」している感じです。
エスカレーターやエレベーターも停止中のものが多いです。

対して、東口の「そごう」ですが、こちらの店内照明は通常通りで、エスカレーターとエレベータは停止中のものがあったものの、高島屋に比べると節電アピール度はイマイチです。
嘘でもいいから「当店は節電の努力をしてます!」という姿勢をもっと出した方が良いような気がしました。はい。

西口の商店街も、通常とは比較にならないほどひっそりとしています、、、
そんな中、いきなり爆音が聞こえてきました。
その音の出元に目を向ければ、、、
そう、パチンコ屋ですわ。
そこだけが「光と音の洪水」なんですね。
これは大いに違和感あり、、、というか、停電難民としては結構ムカつくというのが本音。

だって、今まさに第1グループは停電中なわけですよ。
その停電を我慢して耐えて(今日は逃げましたけど)、、、業務に支障をきたすから必死に予約も動かして、、、そうやって浮かせた電気が、こうしてここでガンガン浪費されているのかぁ、、、ってことでしょ実際。

もちろんパチンコ屋だって経営ってモノがあるし、そこで働いている人達の生活もあるから、一概に自粛しろとは言えませんけど、、、それにしてもなぁ。

難民目線で見るということは、要するにヒガミ目線で見るということですから、どうしても「今、自分のとこは停電してるってのに、、、」というスタンスで考えがちになりますね。
しかも「計画停電の完全除外地域」だと、なおさらそうなるわなぁ。。。

ヒガミ根性全開の停電難民にとっては、高島屋さんのように節電の姿勢を前面に出した方が、もう絶対的に好印象ですワ。
それがもし心の中では舌を出していたとしてもね。




「専門家」もつらいところです
2011年03月24日 (木) 22:20 | 編集
 
死のグループと言われる我等が第1グループでは今日も19時から計画停電が行なわれました。
しかし、1時間半ほど経過したところで通電。。。
今後は強烈な寒の戻りさえなければ少しづつ改善していく予感です。

本当に怖いのは、、、夏です。



さて、昨日の夜、以下の会見が行われました。
ヤバい会見は夜遅くに行われるのが常のようで。。。


 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関して、政府の原子力安全委員会(委員長=班目春樹・元東京大学教授)は23日夜、放射性物質の拡散を予測した模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」の結果を発表した。

 本来、事故発生時に住民が迅速に避難するために利用するはずだったが、東日本巨大地震による停電や計器故障で、前提となる放射性物質の放出量が分からず、避難に役立つ計算ができなかった。

 このため、安全委では20~22日の原発周辺の大気中の放射性物質の観測結果をもとに放出量を逆算。これを前提に、改めて放射性物質がどう拡散するか計算した。23日午後9時にようやく結果を公表したが、米エネルギー省が同日午前9時に独自の計算結果を公表した後だった。

 計算は、事故後の12日から24日までずっと屋外にいたと想定。最も影響を受けやすい1歳児が、大気中に漂う放射性ヨウ素を体内に取り込んだ場合の被曝量を予測した。その結果、現在避難や屋内退避の指示が出ている同原発から30キロの範囲外でも、一部の地域で被曝量が安定ヨウ素剤の予防投与の対象になる100ミリ・シーベルトを超える危険性があることが分かった。

 安全委は「100ミリ・シーベルトを超えても健康に影響はない。しかも、屋内にいれば被曝量は屋外の10分の1から4分の1になる」としている。

 安全委は、放出量を特定しない計算も行っていたが、結果を公表せず、専門家の批判を受けていた。

(2011年3月24日02時01分 読売新聞)



アメリカが事故発覚後、すぐに80キロ圏避難勧告をしましたが、これは決して大げさではなく、むしろ妥当であったということです。
日本政府が80キロ圏避難勧告を出せなかった事情は理解することができます。なにせ避難民の受け入れ先がありませんから。(もし同様の事故が他国で起こっていたなら、きっと日本政府は現地の日本人に80キロ圏避難勧告をしたでしょう。)

そんなわけで、政府の発表が「大本営発表」ではないかと疑う人が出てくるのは当然の流れです。
実際に、このブログでも指摘してきた通り、「ゆっくり」「小出し」であることは間違いありません。
上記の発表だってアメリカの発表がなかったら、していなかったかもしれません。

くわえて、食品の「基準値」も事故後に上方修正されているし、、、
国民が政府の発表を信用しなくなってきているのも無理はありません。


そして、その発表を元にテレビで論説している「専門家」の人達も、どうも要領を得ないというか、持論を展開できないでいるというか、、、
政府の発表のスタンスに合わせざるを得ない感じが伝わってくるのです。

そんな中、今のところ1番参考になると思われる見解を示したのが、長野県松本市の菅谷昭市長です。
菅谷昭市長は、チェルノブイリの原発事故後に甲状腺ガンが多発したベラルーシで、5年半にわたり治療にあたられた医師でもあります。

松本市の公式ホームページの中に3月22日の市長会見(一昨日であるところに注意)があるので、一読されることをお勧めします。
ただし、文章が長いので、以下に書き出しておきました。(それでもまだ長いのですが、文章の一部分だけをコピーペーストして誰かにメールで送ったりするのは、誤解を生み、デマの原因となるのでやめましょう。)


【記者】
 東京電力福島第1原子力発電所の事故に起因する、放射能汚染というのが、ほうれん草であるとかクキナであるとかそういったものを出荷停止というような確か報道だったと思いますけれども、そういったようなことも現実的におきてきて、市長が以前お話になっていた土壌汚染というのが現実的なものとなってきたのですが、実際にですね、果たして内部被爆というようなことも市長おっしゃってたのですけれども。

 そういったものをですね、はたして食べても安全なのかどうなのかというところが少し心配になってくるのですけれども、市長のチェルノブイリで医療支援活動された経験から、その辺のご見解をもう一度伺えればいいなと思ったのですが。

【市長】
 はい、それでは今の記者のご質問ですけれど、私ずっと常々というか最初からこの件に関しては、報道の皆さんにも場合によっては社が違う場合かもしれませんけれども、私の言葉として表現されているのは、とにかく核の事故という、放射線の事故というのは最初からある意味では最悪の事態を想定したかたちで先手、先手として手を打っていく事が大事じゃないかといことは、私が5年半の経験をもとに日本に帰ってきてからそう思っておりました。

 しかしそういう中でまさかこういう状況になると思っておりませんでした。
 それは私、皆様のご質問に対しては、一つは20キロの避難ですけれど、できれば30キロまで広げたほうがいいのではないのかなということを申し上げ、あわせて予防的に無機のいわゆるヨード剤を投与しておいたほうがいいんではないのかなということも申し上げましたし、場合によっては避難ではないのですけれど、やはり50キロ位、チェルノブイリの場合だと30キロゾーンは人が住めないわけですけれど、チェルノブイリと同じにしてはいけないのですけれど、そしてできれば50キロ位までの範囲っていうのは注意したほうがいいのではないかなと。それくらいやはりいわゆる大気汚染が広がるよということを申し上げたとこでございます。

 それからまた特に乳幼児とか妊産婦に対してはヨード剤の予防投与ということは、これはまさに内部被爆の問題なんですよということを申し上げきたんですね。

 どうしても政府を含めて皆さん方は外部被爆のことだけを取り上げているので、そうではなくて皆さん3つの点に注意してください。

 一つはマスクをしてください。なぜマスクをするかというと、汚染されていて、これに浮遊している放射性の降下物が鼻から気道ですね、気管をとおして肺に入ってそれが吸収されて血液の中入って体に蓄積されるということですね。

 それから二つ目は肌は露出してはいけないということ。これは皮膚からですよね。いわゆる吸収されて体の中に入ちゃいけない。

 もう一つは口から入るっていうこと、この三つなんですね。

 ですから経気道的、経皮、皮膚ですね、それからもう一つは経口的なんですよ。この三つが経路になっているんです。
 ですからできるだけここに取り込まないようにってことを言っているのです。
 
取り込まれたらどうなるかっていうと、その放射性物質が放射性ヨードであり、セシウムであり、ストロンチウムであり、プルトニウムであって、それらが入ると大変なことになりますよ。

 これは今じゃなくって5年、10年、30年セシュウムとかストロンチウムの半減期が30年ですから、放射性ヨードの半減期は1週間ですけれども、そういうようにですね、取り込まないようにって言っているにもかかわらず、今回のようにですねほうれん草ならほうれん草に、今度はシーベルトからベクレルってキュリーです。

 皆さん良く知っているキュリー夫人のキュリーです。いわゆる放射能の強さを表すのですけれども、今回のほうれん草の場合でも日本の基準で2000ベクレル/キロですよね。/リッタ―という事でいうと倍になっていて、そういうなかでもってそれを要するに食べてもいいかって言われたら、語弊がありますが、できるだけ口にしないほうがいいだろうっていうのは、これは現地行った者としては、本当に言いたいのは子ども達やあるいは妊産婦、胎児の命を守るという意味でいったら5年とか10年、チェルノブイリでもって甲状腺がんの子どもが増えたのが5年後なんですよね。

 5年後から出てきているんですよね急激に。そしてその事故前の時の子どもの発症率というのは100万人に1人か2人でこれはチェルノブイリのとこも同じなんですよ。

 それが汚染地になるとそれが100倍になったり、ひどい時には130倍ですね、ゴメリ市なんか。
 だから将来のことを考えれば、これは本当に申し訳ないけれど、作っている方々に。しかしこれはそんな事を言っても色々ありますけれど、風評ではなくて事実として、これはやはり押さえておかなければいけないと私は思って、パニックでなくて国民も冷静に聞いてくれて、そして今の時期は食も少しひかえてもらうということ、そのためにも早くに放射性ヨードをやらないと、もう入ってしまったら終わりなのです。

 私はですから前から予防適応しておいた方がいいですよって、みんな今政府においては後手後手ですよね。 避難している人たちも放射性ヨードっていうけれど、もう避難しているわけですから、避難中に被爆して入ってしまえばいくら後でやっても遅いのです。

 そういう事がちっともわかっていないってことが、きわめて残念だってことを申し上げたいですね。
 ですから原発のあそこの今の状況は、是非ともこれは国をあげ、それから海外の力を借りてあそこをとにかく消火する。
 外に放射性物質を出さないってことは最大限やってほしいのだけれど、私はもう一つもう一番最悪であった土壌汚染ということは、これまさに環境汚染。水も汚染ですしそれから食物も汚染、これ出てしまったんですね。 

 ですから次は経路汚染、経口的になるからだから取り込まないようにするってことは当たり前のことなんですけれど、それが抜けちゃっていることで「安心、安心」って放射線1回浴びることは、そんな問題ではないですよね。
 あれは外部被爆なんですよね。皆さんだって検査された時にエックス線浴びるわけですよね。それは1回だけですよね。そうじゃないんです。入ったものは沈着して抜けない、そして今やこれからのことは、いわゆる放射能沈着という表現しますけれども、放射線降下物、フォールアウトですから、今舞っているのが下に降りますから、落ちると土壌が汚染されます。

 当然土壌とそれから水だって汚染されます。一方で葉物ですよね。葉っぱの上にやはり降下するわけじゃないですか放射性物質が。で、それを牛や羊が食べるわけじゃないですか。そうするとそれが放射性物質が今度はお乳の中にでるわけですよね。
 そのお乳を人間が飲むわけですよ。これがいわゆる食物連鎖というわけですよね。

 またその土壌の中に落ちたというようになると、そういう食べた牛やヤギが糞とかおしっこを出します。ここに放射性物質が溜まりますから、それがまた地面、土壌を汚染するこれ悪循環、これ食物連鎖やってるわけです。
 また汚染された土壌からは今度はセシウムのような物がですね。今度は葉物じゃなくてようするに根菜類ですかね。根からまた吸収されますから、特にセシウムなどは消化管からほとんどが吸収されるってこともわかっているわけですから、それから放射線なら甲状腺に集まってしまうわけですから、ですからそういうことが事実としてとらえてですね、やはり報道していくのは国からもいかないと、単に「冷静に行動してください」とか、なんと言いますかね数的なもので被爆がこうでじゃなくて5年、10年日本でやはり、だからもし将来ですね、わかりませんけれど悪性の新生物が日本で増えてきたような状況の時にはいったい誰が責任とるんでしょうかね。
 だからそういう意味で今言ったように、できるだけ放射性物質を体に取り込まないような注意をお互いにしていったほうがいいのではないかな、というようなことであります。

 そういう意味でも今後全国でも食品に対しては多分汚染の状況をチェックしてくださいという言葉がいろいろ出てくる思います。
 心配ないものは本当に食べていいです。私自身は汚染地でジャガイモを食べたり人参食べたり玉ねぎ食べたりやってきていますけれども、できれば大人はまだいいですけれども、これから生まれてくる子どもや、あるいは小さい子供というのはそういうことの無いようなことをしてあげなければいけない。

 そこで放射能の許容レベルは、先ほど記者が言われたように、これは許容レベルというのはあるんですけれども。
 例えば事故の時にポーランドでは、事故から4日目なんですけれども、国の命令ですよね。
 それで乳牛に新鮮な牧草を与えることを全国的に禁止しているんですよね。
 それから100ベクレル/リッターということは100ベクレル/キログラム以上の汚染ミルクを子どもやあるいはまた妊娠、授乳中の子どもが飲むことを禁止しているとか、4歳以下の子供は原則として粉ミルクを飲ませる。
 この時は急きょ粉ミルク不足の分はオランダから緊急輸入をしている。
 それから子どもや妊娠、授乳中の女性はできるだけ新鮮な葉菜類、葉物は摂取を控えるように指示している。こういうふうに対策をとったんですね。

 ですから今回の場合に、これが1000ベクレルですから、ほうれん草なんか4000ベクレルですから、そういう意味では、やはり残念だけれども、特に生産者は本当に気の毒ですけれども、子どもたちの命、将来のことを考えれば、この場は政府が最大限に保証してあげるということで、しばらく汚染の状況が安全のところまで行くまでは、それはミルクもそうですね。

 これは1987年ということで、1986年が原発の年ですけれど、1987年ヨーロッパの食品の放射能の限度というか安全許容量を出しているのが、有名なネイチャーという雑誌に出ているんですけれども、これは乳製品だと、これはバターとかミルクとかチーズとかアイスクリームとかはセシウムは1000なんですね。ヨウ素が500なんです。ストロンチウムが500、プルトニュウムが20ベクレル/キロです。
 乳製品以外の食品というものがありまして、これはそれ以外のものですね。これがセシウムが1250、ヨウ素が3000、ストロンチウムが3000、プルトニウムが80。

 それから飲料水がセシウムが800、ヨウ素が400、ストロンチウムが400、プルトニウムが10ということで。
 また家畜の飼料は、セシウムが2500と、このように一応基準は設けてあります。
 多分これに準じて日本の場合もこうやってあるんだろうと思いますが、きちっとしたものは無いんですけれどね。
 各国違います。しかし大体この一つの基準というのはあるわけで、どれがいい、どれが悪いんじゃなくて、ご承知の通りチェルノブイリだってあそこの30キロゾーンでなくて100キロ以上離れたところで、ホットスポットって言いまして、ある場合には雨の状況で、日本は雪ですけれど、それによってはフォールアウトが、ある所に集中的にポンポンと点状に落ちる。だからそういう所で生産されたものというのは当然汚染されるわけです。

 そういう意味で今回私も意外だったのは、茨城の方で高濃度って何故かって、これは当然大気汚染であちこちに汚染された大気があるわけですから、その中に雨が降って雨の粒の中に、私が前に言ったように「雨とか雪は注意した方がいいですよ」と言ったら、雪が降ってしまいましたけれど、そういうのはやはり放射性降下物も含まれて落ちるわけですから。

 そういう所、残念ですけれど、そういう所の場合は可能性はあるということを、一応私は、皆さんをパニックではなくて「こういう事実がありますよ」ということを知っておいてもらった上でもって冷静に対応してもらうって、こういう表現をしていかないと、ただ単にエックス線で当てて1回でこうだとか、そういう外部被曝のことを言われるので、これは私は、もしかしたら菅総理大臣が自ら国民に向かって「こうなんだ」って、とにかく子ども達や、あるいは妊産婦を含め胎児たちの命を守るんだと、将来のことを考えて、ということを言わないと、私はいけないと思っております。

 これは誤解なきように、皆さん方ある言葉だけを出されますから誤解されて、私いつも言われてしまうんですけれど、そうではなくて、もし心配だったら全部出してください。
 そうでなかったら出さないでください。それくらいの私は皆さんに今、私自身がチェルノブイリで経験したことをお話ししているわけですから、決して政府を批判ではないんですけれど、事実としてとらえてほしい、しかも国民の皆さんは落ち着いてくださいと、こういう事があるけれども、安心なものは食べていいですからということで私は申し上げております。

 私自身も5年も汚染地で向こうの人と同じものを食べてきたわけです。
 だから、実際に言えるのは甲状腺のがんに関して放射性ヨウ素がこんなに高いのに、昨日の長野県の、今日の報道を見ていますと、その4000ベクレルじゃないですけれども「ほうれん草を洗わないで500グラム食べても安全だ」というそういう県からもしメッセージを出しているようでしたら、報道を見た限りですけれど、これが事実であれば大変な事を言っているなということで、やはり相談にのる人も慎重な答をしていかないと、安心安全と言っても新聞の社説によっては、安心安全冷静ということは、もっと具体的に出してもらわないと私わかりませんよというのは、私はあの通りだと思うんです。 内部被曝の問題は一切出してないし、食物連鎖の話も一切出してないです。
 しかも5年10年先のこと出してないですね。
 
私はそういうことも出していかないと、国民がうんと不安に思うから、敢えて今日は申しあげたところでございます。
 是非とも報道の皆さんも、ある意味では刺激的なタイトルで出す。それはやめてください。私は事実を申し上げただけでございます。
 皆さん、全部出してください。出さないから、そこだけ取っちゃうから読んだ市民が非常に不安になるから、今日お願いしたいのは書けないんだったら出さないでほしいということ、皆さんの中でご理解いただきたいとこのように思っております。以上です。



以下は、あくまでも私見になりますが、敢えて書こうと思います。
ちなみに「風評被害を助長するのではないか」という罪悪感を持ちつつ書きます。

移住に関して・・・夫婦の両方が西日本に実家があって乳幼児のお子さんがいるのなら、十分検討に値すると思います。
疎開に関して・・・母親が専業主婦であり、実家が西日本にあって、お子さんが就学前であるなら、十分検討に値すると思います。


日本国民が一丸となってこの国難に立ち向かおうとする時に「自分だけ助かろう」とするのは卑しい行為だ、という考え方は理解できます。
しかし、政府の発表や勧告に従って行動すると、やはり少し遅いのかな、、、と思います。

結局は自分でデータを見ながら自分で判断するしかないのだと思います。
ちなみに、私が毎日チェックしているのは、主にこちら(国の発表したデータ)こちら(個人が計測したデータ)こちら(気象庁のHP)です。

今はまだ大丈夫ですが、今後の事態の推移によっては、神奈川県内の公立の小学校や中学校でもこまめにデータを収集して、屋外活動の是非をその時々の応じて、臨機応変に判断して欲しいものです、、、無理か。


追記:今年の修学旅行先を東日本に予定していた学校は、これから色々と大変でしょうね。(ディズニーと日光はツライかなぁ、、、)



行政のトップが理解していない恐怖
2011年03月25日 (金) 21:22 | 編集
 
今日の第1グループの計画停電は中止になりました。
昨日、今日の夕方に予約していた患者さん達にスタッフが電話をしまくってくれて、昼休みに予約を前倒ししておいたのですが、全て徒労に終わりました。まぁ仕方のないことですが。

そんなわけで、スタッフの皆は夕方4時に昼食のお弁当をパクついておりました。。。
苦労かけるね、、、ごめんなさい。

でも、被災した人達に比べたら、この程度の苦労なんて、、、ということを忘れないようにせねば。。。
雇用主としてはツライところです。



さて、原発関連の話です。


『農産物の暫定基準値、緩和要請 茨城知事が厚労相に』
(産経新聞 3月25日(金)21時34分配信)

 暫定基準値を超える放射性物質が検出された農産品に対する出荷制限について、茨城県の橋本昌知事は25日、細川律夫厚生労働相に、基準値を緩和するよう求める要望書を提出した。野菜の暫定基準値は放射性ヨウ素で1キログラム当たり2000ベクレル。茨城県産のホウレンソウやパセリなどが出荷制限の対象となっている。

 要望書では「2千ベクレルの野菜30品目を20グラムずつ1年間食べ続けた場合、CTスキャン1回分(6・9ミリシーベルト)の放射線量にも満たない」として基準値の改訂を求めているほか、基準値を下回った場合の迅速な指定解除を要望している。



こういう人には、昨日掲載した松本市の菅谷市長の会見文を是非とも読んで欲しいですね。
これでもし要請を受けて基準値が改訂されるようなら、この国は本当にマズいということです。

内部被曝と外部被曝の違いを全く解っていない人が多いですけど、少なくとも行政の長たるもの、その辺はしっかり勉強してくださいよ、、、と思います。
「2千ベクレルの野菜30品目を20グラムずつ1年間食べ続けた場合(内部被曝)、CTスキャン1回分(外部被曝)の放射線量にも満たない」のようなことを、この人に限らず、行政の長たる人達が普通に言っちゃうでしょ。ヤバいよなぁ。。。
非常時で本当に忙しいとは思いますが、非常時だからこそ、そこのところはちゃんと理解していないと。

そもそも、こんなことが行政のトップ同士で話し合われているという時点で、困ったものというか、、、要するに混乱の極みということなんでしょう。

短期的な地元の業界保護を優先し、長期的な国民生活を犠牲にする典型例なのですが、そのことに早く気づいて欲しいです。



なかなか気分よく飲めませんね、、、
2011年03月26日 (土) 23:53 | 編集
 
計画停電の中止が前日から判っておりましたので、今日は通常通りのお仕事。
「通常通り」のありがたさを実感しています。


仕事終わりで、今夜は歯科医師会の定時総会に行きました。

総会終わりで地域保健部の面々で向かった先は、喜怒愛楽
久々の飲み会、、、笑い話と皆さんの笑顔は溜まったストレスの解消になるかと思わせるものでありました。

写真は手羽餃子です。


DSCF5682.jpg


その後は連盟系の合流も加え、メンツは9人まで増えて、、、2軒目のリックスへ移動しました。

震災後2週間で気分も滅入っているのかもしれませんが、、、今後のことを考えると暗澹たる気持ちになりました。



道のりは遠い
2011年03月27日 (日) 21:28 | 編集

今日の日曜日、江ノ島近辺は観光客の姿が増えてきました。
まだ通常の日曜日の半分以下ですが、先週や先々週なんて普段の平日以下でしたから、これでもかなりの回復ぶりです。

宿泊絡みの観光地、特に温泉関係はまだまだダメみたいです。
とりあえずは日帰り観光地から徐々に、、、という感じでしょうか。

それでも、原発事故の今後の推移によっては、先行きは不透明です。
今年の夏の海水浴場は、ガラ空きの可能性が高いですね。
おまけに夏は停電する時間も増えそうだし、、、。

そんなこんなで、当ブログにおいても「震災関連の話題は飽きた」「そろそろいつもみたいにおちゃらけたことを書いて下さい」などという意見もチラホラいただいているのですが、おいら、まだそんな気になれませんよ。。。
親父の実家が福島市にあって、農家でもありますしね。
先週の木曜日には、知り合いの御両親が被災して行方不明だったけど、遺体で発見されたかもしれない、、、というのを本人から聞きましたし。
だからブログの方も徐々に、、、ということで、御理解よろしくお願いします。


さて、ネット上には震災関連で、いろいろなことが書かれているのですが、その中でこんな象徴的な文章を見つけました。

原発さえ無事だったら、深い痛手を被ったとしても、いまごろ復興に向けて少しづつ歩き出していただろうに・・・
今の日本は、大けがをした患部を手近のボロぞうきんで押さえつけているにすぎない。
いまだ、血はドクドクと流れ出し、ぞうきんの雑菌は体内に染み込み、血は欠乏し、まともな判断もできず、体組織は壊死してゆく・・・。
最初にちゃんと手当してもらえばよかったのに。強がって「いらない」なんて言うもんだから、どんどん手遅れになってゆく。


これが正しい表記かどうかは別として、被災地とその関係者の心のありようが伝わってきます。


そして、福島第1原発に目を奪われていた、というか、そのせいであらためて気づいたというべきか、、、高速増殖炉「もんじゅ」が実はヤバいことになっていて、事の推移によっては、まさに日本の危機のようです。

先月22日の産經新聞に、高速増殖炉「もんじゅ」課長が自殺 トラブル復旧を担当、今月中旬から不明、という記事があるんですけど、今まで全く知りませんでした。

で、「もんじゅ」炉内中継装置落下関連情報、というのを見てみると、、、まずいじゃないですか、、、。


もう今の日本の状況は、現政権には完全に容量オーバーとなってしまっているようです。
これでもし強毒性の新型インフルエンザなんてのが発生したら、、、まさに最悪のシナリオです。

先週の22日に「今の日本の状況って戦時下と似ている?」って書きましたけど、そういう時って軍事政権になってしまうのが何となく解るような気がしました。
だって、強力なリーダーシップが必要でしょ。
軍事政権なら、それはもう強烈なリーダーシップなわけで。

まぁ、現政権がリーダーシップというところから対極にあるので、そんな事を思ってしまうのでしょう。
実は、菅総理の2004年当時のブログに興味深いことが書かれているのです。
御自身はどのような気持ちで読み返すのでしょうか。



プルトニウムも検出されました、、、
2011年03月28日 (月) 22:06 | 編集
 
想定外の連鎖で一向に光明が見えないどころか、日に日に悪化する原発事故の状況に暗澹たる気分になります。
事故発覚当初に「大丈夫」を繰り返していた、あれは何だったんでしょうね。

現場で命がけで作業をしている人達を特攻隊に例える、、、これが大げさな例えではなくなってきました。


そして、もう聞き飽きた感のある「直ちに健康には影響しない。冷静に対処してほしい。」という文言ですが、訴訟対策という見地からすると、「直ちに」というのは「少なくともその日は」を示すそうです。


そんな中、農産物~食品の問題でも、色々な動きが、、、


民主党の岡田克也幹事長は27日、農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる放射性物質の基準値について、「少し厳格さを求めすぎている」と述べ、風評被害を招かないためにも見直しが必要との認識を示した。青森県八戸市で記者団に語った。

現在適用されている食品衛生法の基準値は暫定的な数値で、食品安全委員会が体内に取り込んでも健康に問題がない数値について議論している。
岡田氏は「心配ないものは心配ないときちっと言えることが必要だ。科学的な厳格さを求めすぎれば風評被害になる」と指摘した。(朝日新聞)



そして、翌日にはこんな記事が、、、


福島県と関東地方(1都6県)の計8知事が28日、福島第1原発の事故に伴う農産物の出荷停止と摂取制限措置について「風評被害が生じ、首都圏の農産物価格上昇を招く懸念がある」として、制限の緩和などを求める連名の要望書を枝野幸男官房長官に提出した。(毎日新聞)


、、、どうしてそうなってしまうのでしょうか?


風評被害を拡げないためにも厳格な基準と検査が必要なのではないですか?

政府が科学的な厳格さを放棄すると言えば、消費者は風評エリアをさらに広めに見積もるようになるでしょう。
国に汚染食物を厳格に規制する気がないのなら、消費者はあやしいものを買わないという選択をする、、、この流れは誰にでも読めると思うのですが。

原発事故が起きるまでは、値段は高くとも世界一安全という「ジャパンブランド」が確立されつつあったのに、、、
このジャパンブランドも最早、風前の灯。
それをさらに自ら捨てるようなことをしてどうするのでしょう。
これは将来にわたって取り返しがつかないことになりますよ。

長期的な将来にわたる国家の危機においても、短期的な目先の農家救済を優先(むしろ長期的には逆効果)。
そんなにも票が欲しいかなぁ、、、



久しぶりに画像も多めで
2011年03月29日 (火) 22:37 | 編集
 
昨日に引き続き、今日の計画停電も中止でした。
通常通りということのありがたさを噛みしめながら仕事をしました。

東京電力管内で「予約」に基づいた仕事をしている皆さん、そしてそれに関連する全ての皆さん、暫く辛い日々が続きますが前を向いて頑張りましょう。


今夜は仕事終わりで嫁さんの誕生日をお祝いするためにパラソルに行きました。
お店からのプレゼントのスパークリングワインで乾杯をしました。
家族揃っての食事を1日でも長く、、、と願うのでありました。



さて、以下は一部の読者の方には申し訳ないのですが、今日も震災関連の話題です。ごめんなさい。

震災前に外国人から献金を受けていたことが発覚して、支持率が20%を切っていた菅内閣ですが、震災効果で支持率上昇だそうで。。。


共同通信社が26、27両日に実施した全国電話世論調査によると、東日本大震災に伴う福島原発事故への政府対応について「評価していない」とする回答が58・2%に達し、「評価している」の39・3%を大きく上回った。一方、被災地対策は57・9%が「評価している」と肯定的な回答となった。
菅内閣の支持率は28・3%と、先月中旬の前回調査から8・4ポイント上昇した。
復興財源を確保するために取りざたされている臨時増税に対しては「どちらかといえば賛成」が47・4%と最も多く、「賛成」の20・1%と合わせ、容認派が67・5%となった。
原発事故への対応は「あまり評価していない」との回答が38・6%、「全く評価していない」が19・6%。逆に「大いに評価」は4・9%、「ある程度評価」は34・4%だった。
被災者救援や被災地支援に対しては、「大いに評価」が10・0%、「ある程度評価」が47・9%。「あまり評価していない」は31・9%、「全く評価していない」は7・3%だった。



原発事故の対応を評価している人が39.3%もいることに、ただただ驚くばかりです。
テレビと新聞しか見ない人はそうなってしまうのでしょうか?
だとすると、地震発生から今日までの政府の対応は大正解ということですね。

↓このパリッと綺麗な作業着が胡散臭さを助長するんですわ。。。

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それから、原発事故発生後の視察によって、初動が遅れたとの批判も出ています。

そりゃたしかに、現場では「首相を被曝させるわけにはいかない」ということになりますわな。放射性物質を飛散させた後に首相をお迎えするわけにはまいりませんもの。お帰りいただいてから圧力放出、、、となりますよね。


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↑この表情を見ちゃうと、たしかに「パフォーマンス?」と言われてしまうかなぁ、、、

御本人は「この目で見ておきたかった」と言っているそうですけど、尖閣のビデオは見ようともしなかったくせにね、、、まぁどちらも嘘なんでしょうけど。


なんせ、政府は当初は「事故」とすら言わず、「事象」と言っていましたからね。
とにかく、原発事故に関する限り、当初「大丈夫」を繰り返していた政府の発表は結果的に隠蔽で、「不安を煽るな」と批判されながらも「最悪の事態を想定した予想」の方に着実に近づいているというのは何とも、、、


下の図は、一昨日の時点でドイツ気象局が予測した明日(30日)正午の放射性物質の拡散状況です。(こちらでリアルタイムで見れます。)


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この予測が当たるかハズレるかは別として、こういうのは日本の公的機関から出されることはありません。とにかくパニックになるのを極度に恐れていますから。
でも、どうなんでしょう。おいらはこういうのは逐一発表した方が良いと思いますけど。(実際にドイツ語表記なのでよく解りません。やはり日本語での説明が欲しいところです。)


そんなことを思っていたら、こんなことが、、、

千葉県と複数の自治体で構成する北千葉広域水道企業団は29日、江戸川を水源とする北千葉浄水場(流山市)で22日に採取した水から一般向けの国の暫定規制値(1キログラムあたり300ベクレル)を超える336ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。
北千葉浄水場から直接送水しているのは野田市、柏市、流山市、我孫子市、八千代市、松戸市、習志野市。県営水道を通じ、鎌ケ谷市、船橋市、白井市にも送っている。
同企業団によると、22日の水は現在の水道管にほとんど残っていないが、長期間水道を使っていなければ「バケツ1~2杯の水を捨ててから使って」と呼びかけている。(日経新聞)



乳幼児はもちろん成人の基準値も超えちゃっている、、、しかも1週間前、、、既に皆さん飲んじゃっているでしょ。
まぁ飲んでも「直ちに健康状態に影響はない」わけですけど、それにしたって1週間後の発表というのはちょっと。
やはりその日のうちに発表して欲しいですよね。


それにしても、きっとこれがこれから5年以上は続く、雨が降ったら水道水の放射性物質の濃度を気にする生活なわけですよね。
多分、少しつづ首都圏から人が減っていくんでしょうね。
だって、西日本の人がわざわざ移住する理由はないし、小さな子どもを持つ親だったら疎開も真剣に考えるだろうし。
東京の大学を志望する地方の受験生、、、減るんだろうなぁ。

東京の地価は徐々に下がるでしょうね。
東京だけでなく、湘南地方の海沿いの物件の下落はいかばかりでしょうか。


というわけで、過剰反応はダメですけど、やはり正しい情報を基に、きちんと自己判断しないといけません。
やはり、当ブログで24日に取り上げた松本市長の菅谷昭さんの見解、これが一番信頼出来ると思います。
菅谷さんの見解を「国民の不安を煽る発言だ」と避難する人もいるようですが、下の動画を視てくだされば、そんな人物ではないことが判ります。
おいらはこの動画を視て「もしこの人が悪人なら騙されていいや」という気になりました。


13013801980001.jpg

(動画はコチラから)



最後に、久々に明るい話題です。





カズという人は、今までどれだけの苦難をこういうゴールにかえてきたのでしょうね。



置き去りになりつつある福島
2011年03月30日 (水) 22:25 | 編集
 
東電の会長が会見で「福島第1原発の1号機から4号機は、おそらく廃炉にせざるを得ない、、、」
、、、え?、今まで再稼動させようと思ってたんですか、そうですか。

「現状は一応の安定を見ることができました、、、」
、、、え?、ウソでしょ?事態は着実に悪化しているように思いますが、、、。

震災発生時の行動を聞かれた際には、やや慌てた様子を見せ、同社が費用の一部を負担し、マスコミOBと中国に出掛けていたことを認めた。
、、、な~るほど、やはりそういうことか、、、。


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一方、今や未来の総理大臣の最有力候補:小泉進次郎議員のブログから、、、

こんばんは。小泉進次郎です。
被災地でガソリン不足が起きていることは誰もが指摘することで、今更という感じかもしれませんが、実際に被災地に行ってみて、その深刻さを肌身で感じました。
数字で見るとガソリンの供給量は間違いなく増えています。しかし、それが被災地では実感として感じられない。
役所が言う「ガソリン不足の解消」という意味と、被災地が感じる「解消」という意味は違うと思う。
「必要な時に、必要な量を入れることが出来る状態」が「解消」であり、供給量は増えているけど何時間も待って一人1000円か2000円とか10リットルか20リットルまでという現状は被災者の皆さんにとって「解消」とはとても言えない。
そして、車が基本的な交通手段となっている生活環境の中でガソリンがないということがいかに深刻な事態か。宮城県と岩手県で痛感しました。
それと同時に、ガソリン不足が本当の意味で「解消」されれば、改善される度合いも大きいと言えると思います。
ガソリンというライフラインが被災地で持つ決定的な意味。この意味はまだまだ過小評価されていると思わざるを得ません。



そうですか、、、やはり御自身のブログで取り上げることができるのは、宮城県と岩手県だけなんですね。。。


置き去りになっている福島県の現状は、さらに輪をかけて悲惨です。

県内の農家をはじめ、被災地に差しのべられるはずの支援の手が「福島」というだけで肝心なところに届いていません。
支援を妨げている要因、、、それは原発です。


テレビのニュース映像でもそうなのですが、有名人によるチャリティー系のモノを除けば、壊滅的被害の中から一縷の希望を映し出している映像のほとんどは、岩手県と宮城県の避難所周辺からのもの。

それに対し、福島県関連の映像は、埼玉スーパーアリーナに役場ごと避難した双葉町の人達くらい、、、

福島県の原発周辺地域には、取材のカメラも放射能を恐れて入ることが出来ないですものね、、、

放射能は目に見えないので映像には直接映りませんから、インパクトのある悲惨な画像が撮れないという理屈は解ります。
要するに、カメラマンの健康のリスクを冒してまで取材する価値がないということなのでしょう、、、


福島県太平洋沿岸の一部地域には、いまだに物資が入って来ないらしいです。それは被曝が怖くて誰も入りたがらないからですよね。。。そこを解決する上手い方法はないものでしょうか。。。
兎にも角にも、福島県の復興を妨げているのは、今もそうですが将来に渡っても原発です。


このところのテレビの震災報道を視ていると、今後の日本の行く末を大きく左右するであろう原発問題を取り上げる時間が減る一方で、「○○が被災地にエールを送りました!」のような感動系の素材ばかりが増えているのは個人的にはちょっと。
日テレの「24時間テレビ」が身障者問題の一番深い「闇の部分」に入ることなく、「みんなで感動!」系ばかりを垂れ流しているのと共通しているような感じがします。


そういえば進次郎議員って、自民党員ですものね。。。(お父さんが元総理大臣だから当たり前なんですけど)

今は野党ですから何でも言えます。
被災地に原発を誘致(誘致という表現が正しいかどうかは分かりませんが、、、)したのは、なんだかんだで当時の政権与党の自民党、、、もし彼がこの部分を上手くクリアできたなら、間違いなく将来の総理大臣でしょう。
彼って、カリスマ性は充分ですしね。



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