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Lost 2020 emotions
2023年03月17日 (金) 22:27 | 編集
 
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールBは3月13日に最終日を迎え、その後の昨日(16日)の準々決勝も終わり、日本代表は全勝で通過しました。
東京での全日程を終了したWBCですが、今回、残念ながら敗退した各国の選手や関係者が、日本の野球ファンの素晴らしさ、質の高さを驚きをもって称え、発信してくれています。

思えば2019年のラグビーW杯のときもそうでした。

世界を転戦するF1GPでもそうです。
ドライバー達に最も楽しみにしているGPはどこか?と訊けば、母国GP以外では日本GPなんだと異口同音に答えます。
鈴鹿サーキットが非常にチャレンジし甲斐のあるサーキットだというのもありますが、それ以上に日本のファンの素晴らしさ、質の高さを挙げるのです。

たしかに、どの競技でも日本のファンって、日本以外のチームにも惜しみない拍手と声援を送りますものね。
加えて試合以外の宿舎や街中での体験も素晴らしいと感じてくれているようで、いわゆる「おもてなし」に好印象を受けているようです。

本来なら2020年、多くのオリンピック会場とその周辺でこのような光景が見られるはずでした。
そうなんです、今どうしても思い起こしてしまうのが、2021年に無観客で行われた東京オリンピックです。
無観客開催によって失ったものは、1千億円弱とされるチケット収入はもちろんですが、それ以外にも数多の貴重な機会を逃してしまいました。


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もちろん「有観客なんてとんでもない」という人が多かったのは事実で、そのような意見を否定する気もなかったですし、無観客開催決定に至る経緯も理解していました。
しかし、あくまでも個人的な意見ではありますが、どうして無観客なんていう安易で無粋な選択をしたんだろう、と、、、今回のWBCを観て、その思いを新たにしたのでした。

今回、惜しくも準々決勝でキューバに敗退したオーストラリア、以下はオーストラリア野球連盟のコメントです。
「ほぼ満員の東京ドームで、ダリル・ジョージがこの試合の最後の打席に入った。その様子、音、感じから、まるで私たちがホームみたいに感じるでしょう。日本のファンは、私たちがここに来てからずっと受け入れてくれた。リスペクトと感謝の気持ちがこもった素晴らしいおもてなしだった。」



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