2018年09月24日 (月) 22:24 | 編集
根室で迎えた朝、今回は「イーストハーバーホテル」というビジネスホテルに泊まったわけですが、ホテルの部屋からは根室の街の向こうに海を望むことが出来ます。

典型的な道東の街の荒涼感といいますか、人も車も少ないですね。

ホテルをチェックアウトして根室駅に向かいます。

駅前の寂れ感は予想していたので驚きはしませんが、根室市は昭和40年代が人口のピークで約5万人でしたが、過疎が進んで今ではほぼ半減しています。

今日は風蓮湖にやってまいりましたが、天気が良くなって青空も出て来てラッキー感が増幅しております。

ちなみに風蓮湖畔には「道の駅スワン44ねむろ」という施設がありまして、、、

ここのソフトクリームが天然の牛乳感たっぷりで非常に美味しい!、、、シンプルなバニラソフトクリームとしては、ここ10年ほどで食べた中で1番美味しい!!、というくらいに感動したのであります。

ここは丹頂鶴の生息地でして、、、

北海道らしい自然がいっぱいで、心が洗われるようであります。

適度な荒涼感もあって、個人的にはツボです。
20年以上前に訪れた記憶が甦って来ました。
もちろん当時は道の駅などなく、もっと荒涼としておりましたが、、、

湖岸には高山植物や湿生植物が群生していて、対岸の春国岱という広大な砂州にあるトドアカマツの立ち枯れ(トドワラ)が望めるという、唯一無二な風景が広がります。

そして「道の駅スワン44ねむろ」には素晴らしい眺望のレストランがありまして、、、

この絶景を眺めながら飲む「サッポロクラシック」の生ビールは最高です。
しかもビールサーバーの管理も完璧なようで、非常に美味しい!、、、これぞ至福です。

この施設、建築物としてもかなり優秀なデザインで、非常に居心地が良いことも特筆されます。

根室といえば旬の秋刀魚です。
その秋刀魚づくし定食が運ばれてまいりました。
竜田揚げや煮付けがビールのアテに最高!、、、

刺身は「こんなに脂が乗っていて良いのか?」というくらいの絶品ぶりに、もはや感動を禁じ得ません。

そして根室名物の「エスカロップ」がやってまいりました。

カツの上にデミグラスソースがかかっていて、長崎のトルコライスに通じるものがあります。
日本の西端と東端の街には共通する何かがあるのかもしれません。
ちなみにカツはちゃんと美味しく、下に敷いてあるご飯も普通の白飯ではありません、、、ちゃんと手間がかかってるんですね。

ここ「道の駅スワン44ねむろ」は、食事のレベルが非常に高いということがわかりました。
いわゆるドライブインにありがちな「やっつけ感」がないんですよ、、、眺めも最高ですし、気分も非常に良くなって来ました。
こんな環境で美味しいビールを飲めるチャンスなんてそうそうあるわけではございません。
当然のようにビールをお代わりしてしまいました。

さらに麺喰いの嫁さんは、花咲蟹ラーメンを食します。
絶景を見ながら食べるラーメン、しかしこれがシッカリ高レベルのラーメンでして、感服いたしました。
でも、花咲蟹は別に載っていなくてもいいかな?、、、次回訪問した時はシンプルな塩ラーメンにしようと思います。

出来ることならもっとゆっくり滞在したかったのですが、2時間弱で撤収しないといけません。
中標津空港行きのバスに乗り遅れたらエライことです。

無事にバスに乗ることが出来まして、1時間少々で中標津空港に到着しました。

中標津空港は原野の中にある小規模空港でして、、、

1日4便が就航しており、そのうち3便が千歳行き、1便が羽田行きです。

中標津や根室って札幌から夜行バスが走っているような距離のところですから、中標津〜千歳も航空機需要はあるのでしょう。

標津地区は国鉄が廃止になって久しいですし、根室までの花咲線もいつ廃止されても不思議ではないですし、、、
搭乗待合室の内装の木の温もりに癒されながらも、東京一極集中と地方の過疎問題を色々と考えるのでありました。

羽田空港に到着して一言、、、いや〜人が多いですねぇ。