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左右非対称の美意識
2019年04月15日 (月) 22:20 | 編集
 
よく日本人は「歯並びに無頓着」だと言われます。
安倍首相もネット上などで、歯並びのことを「日本のトップとして対外的にどうなのよ?」みたいに指摘されたりします。


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海外、特に欧米、なかでもアメリカでは、就職をはじめ、ビジネスにおいて、歯並びが悪いことは肥満と並んで「自己管理ができていない」「リスク管理ができていない」と判断されて不利になる、と言われます。
なぜかといえば、ムシ歯や歯周病になると治療費が日本の比ではないほどに高額なことに加え、国民皆保険でないことから、患者さんの負担金はさらに高額になるという背景もあって、歯列矯正には「見た目」だけではなく「予防的な意味合い」も非常に大きいということ、要するに「リスクを小さくする」という意味合いが大きいのですね。

さて、昨日、ネット上の記事で、海外出身の庭師の方のインタビューがあったので、興味深く読ませていただいたのですが、その中で、、、
「日本の美意識は自然から由来しているものが多いので、左右対称なものよりは左右非対称なもの、三角形で言えば、不等辺三角形のようなバランスを好むんですよね。僕は茶道も華道もやっていませんが、同じくバランス感覚を養うために盆栽をやっています。」
、、、と仰っていて、とても興味深いものがありました。
なるほど、たしかに日本人って、欧米人よりも左右対称にこだわりませんよね。


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いや、むしろ、敢えて左右対称にならないようにすることも珍しくありません。


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ならば、もともと左右対称でないものを無理して直さなくたっていいんじゃないの?、、、自分の歯並びだって、食事で困っているわけじゃないし、左右対称じゃなくたっていいよね?、、、という思想が根底に流れている可能性がありますよね。



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