2019年08月14日 (水) 22:14 | 編集
今日は本当に久しぶりに「な〜んの予定もない休診日」でした。
何も予定がない=何をしよう、となるわけですが、今日はまず、午前中に軽くランニングをしました。
屋外に出るなり異様な湿気に面食らうわけですが、それでも走り出しまして、、、しかし風がほとんど吹いていないので、簡単に汗だくになりまして、湿度が高いせいで汗の乾きが殆ど無いんですよ。
こりゃヤバイな、熱中症に気をつけなきゃ、、、と思っていたら、雲行きが怪しくなってきて風が吹き始めました。
あ〜涼しい、と思ったのもつかの間、大粒の雨がポツポツ、、、そしたら一気に土砂降りのスコールですよ。
おかげでズブ濡れになりましたが、その前から汗グッショリでしたから、全く問題なし、むしろ天然のシャワーを浴びたおかげで、間違いなく体温も正常に戻り、スコール自体も数分で終了し、また晴れてまいりました。
午後は何もしないでダラダラしました。
こういう全く生産性のない時間って、たまに必要ですよね。
夕方からは診療室に行って、溜まった郵便物とFAXと留守電とメールのチェックに勤しみました。
あ〜貧乏性だなぁ、と思うものの、溜まり過ぎるのは嫌なので、、、しかしながら、さすがにお盆期間中ですね。FAXと留守電は少なめでした。
さて、最近の気になったニュースですが、、、子供達に大人気のアニメ「アンパンマン」は、主人公のアンパンマンが、悪さをするバイキンマンを「アンパンチ」でやっつけますが、この場面を見た乳幼児が「暴力的になる」と心配する親の声がネット上で見られるのだとか。
アンパンチでバイキンマンをやっつけて、「めでたしめでたし」とする話の流れが、「暴力で物事を解決すること」を良しとする考えを植え付けやしないか、ということなんですな。
それに対する専門家の意見として、創価大学の某教授先生は「アンパンマンを好きであれば好きであるほど、主人公を自己同一視しやすく、影響を受けやすいでしょう。アンパンマンに限らず、たたいたり殴ったりするキャラクターのまねをする可能性はあります。そうしたシーンから、『暴力が問題解決のための有効な手段』だと学習してしまう可能性もあります。」とおっしゃっておりました。
個人的には「バカ言ってんじゃないよ」と思うわけでして、おいらの子供の頃も十分に暴力的でして、ライダーキックやライダーパンチを友達に繰り出しましたよ。
調子に乗りすぎて喧嘩になったこともありました。
どんな動物でも子供の時は遊びで喧嘩をしますよね。腕力が弱い子供の時に喧嘩をしておくのってとても大切で、それで体感的に手加減することを覚えるわけで、子供の時に一切喧嘩をしなかった奴の方が、大人になった時に危ない奴になると思うんだけどなぁ。。。
そもそも「アンパンマンを見せない」ではなく、「暴力を問題解決の手段にしない」ことを大人がちゃんと教えることが大切でしょう、、、、と、ここまで書いて気づいたのですが、「アンパンマンは暴力的だ」と思っちゃっている親の再教育が一番必要ですな。

しかし、いつから日本はこの手のノイジーマイノリティーによるクレーム社会になっちゃったんでしょうね。
個人的には、そのきっかけというか、エポックメイキングな出来事だったのは、「サザエさん」のエンディングで「さ〜て来週のサザエさんは、、、」と言う次回予告の、サザエさんがお菓子を上に投げてそれを直接口でキャッチして飲み込む時に「んがふふ」と言うシーンが、「子供が真似をすると喉に詰まらせて危ない」と言う理由で、現行のジャンケンポンに切り替えられた一件ではないかと思うのです。

1969年の10月に放送開始した「サザエさん」ですが、今年で50周年でありまして、この切り替えは1991年の10月に行われたそうなので、既にジャンケンに切り替わってからの方が長いんですね。

この頃にはインターネットもまだありませんでしたから、おそらく誰かが「子供が真似をするから危ない」って、クレームの電話を入れたんですかね。
この頃から徐々に放送局が視聴者の顔色を気にするようになり、「自主規制」をするようになっていったのは間違いのないところです。
で、放送局や大手企業はひたすら謝るだけで反撃してこないので、社会全体でクレーマーが増殖していった、、、と。
平成は「クレーマー増殖の時代」だったのかもしれませんね。