2019年09月05日 (木) 22:23 | 編集
今日午前11時40分ごろ、京急の神奈川新町駅の踏切で、8両編成の快速特急が大型トラックと衝突して、先頭から3両目までが脱線しました。
トラックは大破して炎上し、一時黒煙が激しく上がりました。
警察によると、この事故でトラックの運転手が死亡したほか、乗客など33人がけがをしたとのこと。
おいら、過去に13年間ほど横須賀市民だったので、よく利用しましたから、京急に対しては人一倍の思い入れがあります。
そんなわけで今日の事故映像を見るにつけ、どうも「僕らのヒーロー」がやられちゃった、、、ウルトラマンが負けた!、かのような錯覚に陥るのです。
思えば車両の色合いもウルトラマンに通じるものがありますしね。

雨が降ろうが槍が降ろうが止まらないとか、地震があっても空の列車1本走らせて安全確認したら即復旧とか、いわゆる京急伝説なるものには枚挙に暇がありません。
関東の私鉄としては珍しく、スピードを身の上とした経営戦略もまた、電車好きな少年心をくすぐるというものです。
急加速&急減速も凄まじく省エネ運転とはまさに対極、、、狭いホームを減速せずに120km/hのフルスピードで通過したり、見通しが悪いカーブでも最小限の減速で高速維持、、、今回の事故はそんな京急の運転スタイルが遠因になっている可能性も否定できません。
しかしながら、京急は先頭車両にモーターが付いているので、先頭車の車重が重いんですね。
これが他社のように先頭車にモーターが付いておらず、後ろの車両に推されて走行するケースだと、先頭車と2両目以降が折れ重なって、もっと凄惨な事故現場になった可能性があります。
京急の車両設計哲学が、乗客が死亡するのを防いだと信じたいところです。