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これもまた死生観の違いか
2020年05月10日 (日) 22:24 | 編集
 
昨日(9日)の土曜の夜、帰宅後に晩酌しながらTVを見ていました。
イタリアのベネチアでは、年に1度のカーニバルが2月9日から25日まで行われる予定でした。


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ちょうどその開催時期にイタリア北部では新型コロナウイルス感染が急速に広がり、カーニバルは日程の最後の2日間を残して中止になりました。


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番組ではカーニバルで賑わい多くの人でごった返すベネチア(大規模な仮面舞踏会はまさに究極の3密)と、一転して人がいなくなったゴーストタウンのようなベネチアの対比を映像で紹介していたわけです。


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その番組の中で、ちょっと驚きだったのは、感染爆発して多くの人が亡くなって、その際に引き取り手のない遺体(いわゆる死体の山)が多数発生した、という話でした。
何せ感染爆発していますからね、遺体を引き取るはずの遺族も感染してしまっている、というケースについては解ります。
それとは別に、自分が感染するかもしれないから遺体を引き取りたくない、というケースが相当数あるということ。

日本では、感染症で死亡すると、火葬が終わるまで遺族が遺体と対面できないので、遺族のやるせない心情について、かなりの時間を割いて報じられています。
日本人の遺族で「感染するかもしれないから遺体に近づきたくない」という人は、ほとんどいないでしょう。
やはりこれは死生観の違いというか、日本人は遺体に対するリスペクト(悪く言えばこだわり)が非常に強いですから、、、キリスト教の世界では重視するのは身体ではなく魂なので、魂の抜けてしまった亡骸には固執しない、というのはあるのでしょうけど。。。
それにしてもちょっと衝撃的でした。

さて、本日(10日)の日曜日の江ノ島近辺は、近年稀に見るほどの閑散とした海岸でした。
反面、街の買い物客は多かったようで、スーパーの駐車場は満車、、、そして、ある店先には行列が、、、何のお店?、、、あぁなるほど、、、お花屋さんでした。



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