2020年10月26日 (月) 22:21 | 編集
枯山水をはじめとした日本庭園や、盆栽から料理の盛り付けに至るまで、日本の美意識は「左右非対称」にあります。
ヨーロッパの庭園がシンメトリーデザインで左右対称性を基本にしているのとは、まさに対照的です。
ヨーロッパの人が初めて日本の文化に触れると、当初はアシンメトリー(左右非対称)への違和感から戸惑いを覚えるものの、徐々にその美意識に魅せられ、ハマってしまう人が少なくありません。

そんな日本大好きな欧州の方々をもってしても、受け入れられないのが「苔」を美的対象にすることだそうで、どうしても苔を「汚れ」として捉えてしまうようなんですね。
京都は気候的に苔が美しく生える土地だそうで、この苔を目当てに訪れる人も多いそうですが、欧州人で苔を愛でている人がいたら、その人は相当にマニアックな日本通だそうです。

昨日訪れた龍安寺は、とにかく石庭が有名で、美術の教科書に載るほどですが、その脇に苔生した庭があって、通はそこを素通りしないんだとか。

苔を「雲海」に見立て、そこに這う木の根は空を舞う「龍」に見立てているそうで、、、う〜む、全く気づかなかったwww