2021年01月12日 (火) 22:22 | 編集
食文化というのは地方によって様々なのは周知のことですが、特に東西の比較というのは永遠のテーマであると思います。
中でも麺類における「きつねとたぬき問題」は、お互いを理解していない関東人と関西人が話をすると、えらい面倒なことになります。

まずは「きつねうどん」、これは関東と関西で共通で、油揚げが載ったうどんです。
ここまでは良いのですが、ここで概念が共通していることが、かえってこの後の話の展開をややこしくさせるのです。
関東人にとって「たぬきそば」といえば天かすが載ったそばですが、関西人にとっては油揚げが載ったそばです。
関東人「え〜っ、それってきつねそばのことじゃん」
関西人「なに言うてんねん、きつねはきつねやで」
そもそも関西には「きつねそば」という概念が存在しないので、ここで関東人は途方に暮れるのです。
関東人「え??、きつねそばのことをたぬきそばって言うのか、、、じゃぁたぬきうどんのことはなんて言うの?」
関西人「いやいやたぬきうどんてwww、たぬきはそばやねん」
関東人にとって「きつね=うどん」で「たぬき=そば」という関西ルールを理解するまでは、ここで思考が停止します。

関西には「たぬきうどん」という概念は存在しませんが、天かすが載ったうどん自体は存在していて、どうやら「はいからうどん」などとも言うようですが、関西の人はあまりこのことには触れませんね。
なんかもう、いつも漫才の掛け合いみたいになってしまうんですけど、関西の人は理論的に説明することを敢えて避けていて、関東人が困惑するのを見て楽しんでいるフシさえありますwww