2021年03月18日 (木) 22:23 | 編集
昨日(3月17日)の水曜の夕方〜夜に、おいらの旧職場(神奈川歯科大学口腔機能修復学講座歯周病学分野)の先輩である田村先生の最終講義があったので聴講させていただきました。
田村先生は、おいらが歯科医師になりたて(1990年)の社会人1年目の時に11年目、ちょうど10年上の先輩で、当時は講座長を勤められておりました。
その頃はまだ歯周病治療の概念が日本の歯科医師に浸透しているとは言えず、大学病院内においても浸透していないどころか、他科においては一部のドクターを除いて理解すらされていませんでした。
そんな状況下、田村先生は講座の臨床レベルを高めることに尽力され、ご自身の臨床に取り組む姿勢を後輩にしっかりハッキリ解りやすく見せることで、神奈川歯科大学の歯周病治療を引っ張っておられました。
ロックの世界ではビートルズ前とビートルズ後では大きく変わった、、、マンガの世界だと手塚治虫の前と後では全然ちがう、、、同じように神奈川歯科大学の歯周病治療も「田村前」と「田村後」で大きく異なる、、、そう言って過言ではないと思います。
旧職場で田村先生に叩き込まれた臨床に取り組むその姿勢、そのスタンスは、今でも変わらぬおいらの心の中の宝物です。
昨日の最終講義を聴講していると、昔どこかで見た症例も出てきたりして、懐かしい気持ちにもなり、もちろん最新の知見も散りばめられており、感慨深いものがありました。
それにしても田村先生が定年だなんて、時の流れを痛感せざるを得ないわけですが、本来なら実際に講義されている教室に行って、生で聴講したかった、、、コロナ禍のせいで、オンライン講義となってしまったことは口惜しいですが、この場を借りてお礼をしたいと思います。
田村先生ありがとうございました。
40年間お疲れ様でした。
まだまだ続くご活躍、期待しております。