2021年03月27日 (土) 22:23 | 編集
今日は天気の良い土曜日で、緊急事態宣言が解除されて最初の週末ということで、世の中はまさに「行楽日和」というところでありましょう。
診療室をスタッフに任せて、おいらは朝から東京へ出張です。
JRの浜松町駅で下車して、南改札口から直結している「世界貿易センタービル」を抜けて表通りに出ます。
エスカレーターひとつをとってみてもなんかオシャレな雰囲気、、、一瞬、都会のビジネスマンになった気分。

浜松町駅から徒歩7分、「芝パークビル」という垂直方向へはさほど高くないけど水平方向にはやたらと大きいビルヂングが今日の目的地。

このビルの地階に「AP浜松町」という広大な貸し会議室スペースがあります。

本日は日本歯周病学会の第64回専門医試験が行われます。
日本歯周病学会の認定医の中の精鋭達が、さらなる高みを目指し、専門医取得のために全国から集結するのです。

受験者である認定医の皆さんはGルームへ、審査員である専門医委員の我々はAルームへ、、、

まずは1時間ほど委員会が行われ、その後、いよいよ試験開始です。
試験は1人あたり25分間のケースプレゼンテーション(症例報告)およびディスカッション(質疑応答)です。

新コロ対策で、アクリル板の衝立に加えて、パソコンのキーボードとマウスにはラッピングが施されており、これも時世を反映しております。

5分の休憩を挟みながら、計8名の受験者の方々の症例を拝見したのですが、これが物凄く疲れるわけでして、極度の眼精疲労に襲われます。
まぁなんせ、受験者の方々は緊張感MAXで、当然のように気合が入りまくっていて、まさに渾身の症例をプレゼンされるわけですから、こちらも視覚と聴覚を最大限に全集中しないといけません。
5分の休憩中に質疑の内容をメモにまとめるということをしていると、結果的にはほとんど休みなしで、夕方に終了した時にはもう疲労困憊でありました。
それでもやはり、気合の入りまくった渾身のプレゼンを次から次へと見るのは楽しいですし、何より自分自身が物凄く勉強になります。
相当に疲れる1日であり、しかも無給のお仕事なわけですけど、それでも続けられるのは、これが経験したくてもなかなかできない貴重な経験だと思うからです。
そしてこの委員会は、私以外の委員の先生方が皆さん本当に優秀な方々で「世の中には優秀な人物がまだまだ沢山いる」ことを実感する絶好の機会でもあります。
こと当委員会のBOSSが極めて優秀な方で、お人柄も含めてこれはもう本当に尊敬する以外にないというのが大きいです。
思えば専門医委員になる前の認定医委員の時から歴代の委員長の先生方、皆さん全て優秀なのは当然として、縁も所縁もなかった自分に優しく丁寧に接してくださり、もう本当に尊敬する以外にありませんです。
さて、そんなハードな1日の中でも「お楽しみ」といえば、40分間の昼休みにいただける学会が用意してくださるお弁当です。

今回は銀座にある個室会席の「北大路」というところのお弁当でしたけど、これがまぁ非常に味付けのバランスが良くて美味しくてですね、、、

世の中には美味しい弁当がまだまだ沢山あることを実感するの巻。
帰りはグリーン車を奮発しちゃいました。