2021年04月14日 (水) 22:23 | 編集
東京電力福島第一原発の「汚染水問題」ですが、マスコミはなぜ「処理水」ではなく「汚染水」と言うのでしょうか。
風評被害が起きるのが心配と言うなら、まずマスコミが風評被害を払拭してあげれば良いのに、、、と思うのですが、マスコミが今していることは「払拭」どころか「助長」ですからね。
海外の原発や、使用済み核燃料の再処理工場からも、トリチウムは濃度や量を管理しながら日常的に放出されているのは厳然たる事実ですが、そのことはあまり報道しません。
処理水放出に「非常に強い懸念」を表明している韓国だって、もちろん自国の原発から日常的に放出しています。
日本の放出基準は1リットルあたり6万ベクレルで、福島第一では、この基準の40分の1まで薄めるとしています。
福島第一原発のタンクにたまっている処理水は約125万トンで、タンクの水に含まれるトリチウムは900兆ベクレル近くあるとのことで、薄めながら何十年もかけて流すことになります。
そもそも東日本大震災が起きるまで、全国の原発から毎年350兆ベクレル前後が海に放出されていたことを国民の何割が知っているのやら。
処理水放出の決定を聞いて、TVカメラに向かって怒りを爆発させる漁業関係者の姿が映ったりしますが、現在受け取っている賠償金のさらなる増額を狙っているの?、、、という穿った見方もしてしまいます。
実際に、いわき市では復興バブルと賠償金バブルが起きて、歓楽街は大繁盛、、、仕事をしない方が収入が多いとか、賠償金を貰った者と貰わなかった者との格差などという、表と裏があるのは知る人ぞ知る現実です。