2021年07月16日 (金) 22:25 | 編集
今から30年前〜40年前に女子プロレスブームというのがありまして、TVでもよく放映されておりました。
まぁ当時は物凄い人気ででして、特に女子中高生の皆さんが熱狂的に応援しているわけですよ。
男子のおいらはそんな光景を横目で興味深く傍観している感じでしたねぇ。
とにかく面白かったのが、ダンプ松本率いる極悪同盟というヒール軍団の活躍でして、とにかく凶器攻撃による反則技が日常茶飯事というか常態化しておりました。
ルール上は凶器攻撃が禁止であることは当然なのですから、あんな凶器なんかを会場内に持ち込ませないようにするなんざ簡単なことなのですが、そこはお約束、いつもどこからともなく持ち込まれまして、余裕で使用されるわけです。

もうね、ハサミからフォークからチェーンやら、果てはヌンチャクまで、、、特にダンプ松本さんは「レフェリーの目を盗んで堂々とやってます感」を出すのがとても上手で感嘆モノなのですが、それに対してレフェリーの方が演技がド下手で、露骨に目をそらしたりして「気づいてません感」をわざとらしく出すわけです。
凶器攻撃を受けている仲間のレスラーが抗議するわけですけど、その抗議の対応にかかりっきりになるフリをしている間、リング中央では堂々と凶器攻撃が行われるというwww、、、それがまた面白かったりするわけですけどね。

そして、そういう今だったら茶番劇と言われて一蹴されてしまうような戦いを見守る女子高生ファンはマジで真剣そのもの、、、それはもう大熱狂するわけです。
もうね、涙を流しながらの阿鼻叫喚、ルール無視の凶器攻撃が繰り広げられることに対して本気で怒りを爆発させていましたからね。
極悪同盟の凶器攻撃に気づかないレフェリーに対しての怒りも最高潮に達して心の底から泣き叫ぶわけです。
観衆が全員気づいている凶器攻撃にリング上のレフェリーが気づかないはずがないんですけどね、、、でも「ソレはソレ」なんですよ。
昔、家庭教師のバイトをしていたとき、担当した中学生の女の子が熱心な女子プロレスファンでしてね、、、その熱い思いを語ってくれるんですけど、極悪同盟に対する恨みと、レフェリーに対する不満を本気で語っていましたからね、、、もちろん夢は壊さないように否定的なコメントは一切しませんでしたねぇ、、、あの真剣な眼差しを見たら茶番劇だなんて口が裂けても言えるもんですか。
そんな、なんとも大らかな当時の女子プロレス、、、とかなんとか言いながらジャガー横田のスピードと技のキレに目を奪われていたんですけどね、、、いや〜懐かしいですわ〜。。。