2021年07月29日 (木) 22:25 | 編集
今日もTOKYO2020大会はメダルラッシュ、TVも手のひらを返したようにウキウキモードで報じています。
民放ほど選手の生い立ちなどとともに報じたがる傾向にあるようですが、注目選手となればその資料映像も満載で、どんだけ編集に気合い入れてんだと、、、そこまでした御涙頂戴は要らないんだけどなぁ、、、と思うものです。
さて、卓球は伊藤美誠選手が日本女子シングル初の銅メダル、体操では村上茉愛選手が個人総合で日本女子過去最高位の5位に入りました。
どちらも本当に素晴らしいです。
村上選手といえば、ゴム毬のような躍動感あふれる演技、その明るい笑顔、ハキハキとした受け答えが印象的ですが、個人総合の試合後の取材ゾーンで、団体戦後の自身のSNSへの投稿に、中傷のコメントがついたことを涙ながらに告白しました。
「私もありました。言っていいのかわからないですけど。そういうのが嫌でSNSをやってなかったんですけど、、、でもコロナになって色んな人が色んなことを言うのを躊躇する世の中になって、アスリートが発言するというのはすごく難しいなって。もう消去しましたけど、そういう嫌なコメントをみてしまって、、、すごく残念でした」
「言いたいことを言ってきたけど、でも本心は言えていないというのがこの1年すごく多かった」
「オリンピックを反対している人がいるのももちろん知っています。だけど、どうしても見たくなくても嫌な気持ちになってしまう、勝手に入ってきてしまう。それがすごく残念で悲しかった、コロナになってそういう賛成と反対の意見が分かれるようになってから。でもそういう人を見返したいと思って、この1年頑張ってきた。そういう人達に思い知ったかと思ってもらいたいです。すいません、最後に泣いてしまって」
、、、笑顔で写真に収まるその裏では苦悩や苦痛が非常に大きかったわけです。

個人のSNSやブログなどに批判的な書き込みをする人って、そのほとんどが匿名で書き込みますよね。
相手は顔も実名も晒しているのに、、、匿名というのが実名の相手に対してどれだけの凶器になるか、どれだけの恐怖感を与えるか(ましてや女性だったら)、というのを認識していないのでしょう。
よく「正義感からつい書き込んでしまった」という、書き込んだ本人の言い訳がありますけど、だったら御自身も身分を晒した上でやりなさい、と。
批判をすることが許されない社会は良くないですが、「なんでもあり」ではないのです。
誹謗や中傷は論外ですけど、実名や顔を晒している個人のSNSやブログに批判的な書き込みをする際は、所属(または住所)と名前(もちろん本名で)を明らかにしてから、、、これが人として最低限の常識です。