2022年01月06日 (木) 22:26 | 編集
今日から当院も診療開始でやんす。
午前中は年末年始休暇明けらしく、加えて今季一番の寒さということで、急患の嵐です。
しかもその中の1ケースがヘビー症例だったもんで、皆の昼休みが短くなっちゃった。年明け早々スマン。
午後は一転、雪の降り方もマシマシで、積雪量もマシマシということで、キャンセルの嵐です。
予想外の大雪になりましたが、雪は午後6時半にはやんだので、診療終わりで雪かき作業に邁進いたしました。
独り黙々と雪をかきまくること1時間半、いや〜イイ運動になりました。
明日、いやもう歳なんで明後日ですね、腰と上腕が筋肉痛になること確定。
でも今回の雪は非常に乾燥した軽い雪(歩くとキュッキュッと鳴るやつね)だったんで、今シーズン1発目としては良かったですわ。
雪かき終わりで帰宅の途につきました。
当院の立地する片瀬山は北斜面で積雪する傾向が強く、もちろん当院は北斜面に立地していて、帰宅途中に南斜面の道路を通ると積雪の少なさを実感するのです。
さらに片瀬山から下界の片瀬に降りると、さらに積雪していませんでした。
標高50メートルの差、そして風向と山の斜面との関連をまざまざと見せつけてくれますなぁ、、、自然って凄い。
帰宅したら嫁さんが風呂を沸かしてくれてたんで、どっぷり浸からせていただきましたヨ。
さて、昨日の記事で「まぁ今回は降っても大したことはないでしょう」なんて書きましたけど、意外にも結構積もりましたねぇ。
おいらがプロの気象予報士だったら、切腹して土下座するレベル、あ、切腹したら土下座はできないですから、土下座して切腹するレベルです。
もともと南岸低気圧は予報士泣かせの難しい予報なんですが、今回はホント難しかったですねぇ。
南岸低気圧ってのは、それがどこを通るかで雨か雪かが決まります。
南岸低気圧の中心が八丈島と三宅島の間を通るのが最も大雪になりやすくて「ヤバい」とされているんですけど、それよりも北の関東の近くを通ると、南から暖かい空気を引き込むんで、雨になるんですわ。
八丈島よりも南を通ると、北から寒い空気を引き込んで雪になりやすいんですけど、関東から離れているんで、降っても大した量にはならない、、、と。

で、今回は後者の「離れたところを通るタイプ」だったのと、南岸低気圧自体が大して発達しない予想だったので、降ってもちらつく程度、、、予想以上に降ったとしても「まぁ積もんないでしょ」ってことだったんですよねぇ、昨日までは。
で、明けて今日になってみたら、意外とシッカリ降っちゃって、しかも予報の「曇り時々雪」どころか「ずっと雪」だったというね。
この予報を悪い方に外した原因がなんと、「隠れ小低気圧」という、おいらも今回初めて聞いた用語なんですけど、なんか、隠れキャラというか、裏番みたいなヤツでして。
天気図にも描かれないコイツがちょうど、八丈島と三宅島の間にいたみたいなんですよねぇ。

なんかね、天気予報も昔と比べて精度は飛躍的に上がってきましたけど、南岸低気圧がらみの降雪予報だけはもう人間もコンピューターも自然の前に平伏すしかないと、要するにウンチクたれて予想するだけ無駄だということを再認識いたしましたwww。
一昨年から除雪用の長靴、手袋、スノーダンプ、融雪剤を用意しておいたので、今回フル活用させていただいたんでね、備えあれば憂いなしの巻。