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破折に注意
2022年04月26日 (火) 22:26 | 編集
 
このところ急患が少ないです。
やはり割と安定して暖かいからですかね。
思えば今年の冬は急患が多かった。
今年の関東地方の冬って結構寒かったですからね。
特に最低気温が氷点下を記録する日が多かった。
昔は氷点下って普通でしたけど、昨今は真冬でも氷点下になることが少なくなりましたからね。
あと気温が急激に変化する、いわゆる寒の戻りも急患発生要件のひとつです。
寒くなると痛い系の急患だけでなく、取れた&かけた系の急患も増えるんですよ、、、不思議ですよねぇ。
確たる科学的裏付けはありませんが、おそらく無意識に食いしばるんでしょうね。

取れた&かけただけなら修復可能なんですけど、歯の根っこまで割れた場合は、ほぼほぼ抜くしかありません。
その場はなんとか抜かずに済んだとしても、長期的に見ると良くない経過を辿る、、、要するに長持ちしないことが殆どです。
無意識に食いしばったり歯軋りをして割れてしまった場合や、アクシデンタリーにバキって逝ってしまった場合は、もう本当に残念ですけど仕方ないところもあるんですが、本当に本当に勿体ないのは、人為的に割ってしまったケースです。
昔と違って今は殆ど見かけませんが、歯を使って瓶の栓を抜くとか、食物以外のものを歯で引きちぎるとかね、、、とにかく歯を使って力仕事をしないでほしいです。
その場は大丈夫なように感じても、微小クラックっていうんですかね、歯に過度な力を何度も加えることによって微細な破壊が蓄積して、いつか破折の時が訪れますから。

そんなわけで、日常の食べ物にも気をつけてほしいです。
例えば、鶏の軟骨を食べる感覚で、豚や牛の軟骨を食べないでほしいです。
鳥の骨って空を飛ぶために軽くできているんですよ。元から骨密度が低い、要するに骨粗鬆症状態です。だから噛んでも大丈夫なんです。
とにかく硬い食べ物には注意が必要です。
「試しに噛んでみる」というのもやめてください。
「平気平気〜♪」ってバリバリ噛んでいると、いつか破滅の時が訪れます。

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