2022年08月04日 (木) 22:26 | 編集
昨日(8月3日)の東北豪雨で、JR東日本の各線には甚大な被害が続出しています。
福島県と新潟県を結ぶ磐越西線では、喜多方~山都間の濁川橋梁が損壊しました。
橋梁の再建には相当な期間を要するので、長期不通となりそうです。

山形県と新潟県を結ぶ米坂線でも橋梁が損壊(場所は未確認)しました。
こちらも長期不通になるでしょう。

秋田県と青森県を結ぶ奥羽本線では、下川沿~大館間で道床が流出しました。
橋梁損壊よりはまだマシですけど、これも復旧には相当な期間がかかります。

新幹線が開業するまでは東北本線だった岩手県と青森県を結ぶ第三セクターのIGRいわて銀河鉄道も、奥中山高原~小繋間で道床が流出しました。
これは貨物輸送に大打撃、、、奥羽本線と併せて東北の二つの動脈が寸断されて東北〜北海道の物流への影響は甚大です。

岩手県と秋田県を結ぶ花輪線では土砂が線路に流入しました。
これも甚大な被害ですが、橋梁損壊や道床の流出に比べればまだ、、、と思ってしまうから恐ろしい。

この他にも五能線で橋梁が損傷しているらしく、被害はまだまだ増えそうです。
ただでさえJRはコロナ禍のせいで青息吐息なのに、泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。
本線はともかくローカル線の復旧は後回しにせざるを得ないでしょう。
コロナ禍によって「首都圏輸送で得た利益を地方に回して赤字路線を維持する」という構図が崩れているところに、頻繁に起こる水害、、、赤字ローカル線問題が悪い方向に進展することは避けられないですね。