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憧れのフルムーンが・・・
2022年09月06日 (火) 22:25 | 編集
 
「フルムーン夫婦グリーンパス」ってご存知ですか?。
フルムーン夫婦グリーンパスは、2人の年齢の合計が88歳以上の夫婦が、同一行程で旅行する場合に利用できるJRの企画乗車券です。
JR全線のグリーン車が5日間・7日間・12日間にわたり乗り放題で、2人で84,330円~130,320円という破格値が売り物でした。
国鉄時代の1981年に発売が開始されたロングセラー商品で、昨年(2021年)40周年を迎えました。


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このフルムーン夫婦グリーンパスが、ひっそりと販売終了したらしいのです。
例年、10月~6月が利用期間ですが、2022年は公式発表がなく、今後の発売も予定されていないとのことで、事実上の廃止となりました。

個人的には、もうすでに10年以上前から利用資格は満たしていたのですが、結局一度も利用することはありませんでした。
いつか使って旅行したい、、、40年間ずっと思って生きてきましたから、これは本当に悔しいです。
やはり、共働きの夫婦にとって5日間連続で同時期に休みが取れるのって、盆暮れ正月とGWくらいなんですけど、年末年始とGWは使用できない決まりでしたし、夏休み期間には販売もされません。
そんなわけで「どちらかがリタイアするまで無理だな〜」って感じでした。


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1981年の発売当時、グリーン車には、いわゆる贅沢税にあたる通行税20%が課されていた(通行税は1989年に廃止)ので、今とは比較にならないほどの「高嶺の花」で、グリーン車=贅沢という感覚がありました。
贅沢なグリーン車に乗り放題!という、破格値感がフルムーン夫婦グリーンパスの大きな魅力でした。
その後、グリーン車は時代とともに少しづつ、しかし着実に庶民の選択肢となってゆき、グリーン車乗り放題の魅力も徐々に薄れてゆきました。
それでもなお、まだまだお得感は十分でして、1981年当時に比べて新幹線網が全国に張り巡らされている現在、1日の移動距離という視点で見た場合には、当時よりもお得感が増しているとも言えたのです。

そんなフルムーン夫婦グリーンパスが何故ひっそりと廃止されたのか、、、それはきっと、インターネットに対応していない「紙のきっぷ」であることが大きいと思います。
現在のJR東日本の割引切符を見ると、お得な切符の多くがインターネット専売にシフトしており、紙の切符は徐々に「割高なもの」へ移行させようという意図が見て取れます。
JRが、なるべく窓口販売を縮小して人件費を切り詰めようとしているのは明らかで、今後はインターネットで予約してもらって自販機で受け取り、、、これすら通り越して今やチケットレスを推進しています。
もはや「紙のきっぷ」で、しかもグリーン車に乗る度に窓口で発券をし、しかも発券枚数に制限のないフルムーン夫婦グリーンパスは、完全に時代遅れなのでしょう。

さらに時代は変化し、同性婚とか夫婦の定義について議論が活発になっている昨今、夫婦じゃないと購入できない商品というだけで逆風となっていると思われるのです。

それにしても、1981年頃って、44歳でもう「熟年夫婦」っていう扱いだったんですねぇ。。。



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