2022年12月06日 (火) 21:23 | 編集
今日は日付が変わるとともにサッカーW杯の決勝トーナメント、対クロアチア戦がキックオフしました。
もちろん前夜からの夜更かしを敢行しておりまして、延長戦終了までしっかり観戦しましたが決着つかず、あとはもう運ですから布団に入ってTVからの音声とセガレの「あ〜・・・」という溜息を聞いていました。
初のベスト8の壁は高く、日本はPK戦の末に敗れました。
今大会を振り返ると、一言で言ってしまえば「夢のような大会」でした。
本当に夢を見ているかのような展開でしたもの。
2強2弱と言われた下馬評を覆し、あのドイツとスペインに逆転勝利して、アジア勢初の2大会連続のベスト16、、、色々なものを打破してきた今大会でも破れなかったのがベスト8の壁でした。

カタールは、森保監督が選手時代に日本サッカー史上初のW杯出場がかかった最終戦のロスタイムに失点し、涙をのんだ「ドーハの悲劇」、その因縁の地です。
思えばその因縁の地で、今回も悲劇に直面していた可能性がありました。
グループリーグ突破がかかったスペイン戦で、同時刻にコスタリカと戦うドイツが終盤にすでに2点をリードしていたので、もしもスペインに追いつかれていれば、ギリギリのところで敗退となっていました。
やはり森保監督も当時の記憶と重なる部分があったようで、「最後の1分くらいの時に、ドーハの記憶は出てきました。ちょうどその時に選手が前向きにボールを奪いに行っているところを見て、時代は変わったんだと、、、新しい時代のプレーをしてくれているんだと思いました」と語っておられます。
ワールドカップを経験した選手をはじめ、関係者の皆さんは、本当に言い表せないくらいの濃密な時間を経験したのだと思います。
今は失意の底におられるかもしれませんが、大会に至るまでの4年間の準備期間も含めて、素晴らしい人生の糧になっていると思います。
どうか顔をあげて、前を向いて、堂々と帰国して欲しいと思います。
勝者には盛大な拍手を、敗者には惜しみない拍手を。