2023年02月02日 (木) 22:27 | 編集
いい加減な奴らと口をあわせておれは歩いていたい
いい加減な奴らも口をあわせておれと歩くだろう
これは吉田拓郎の「イメージの詩」の一節ですが、色々な意味にとることができます。
「いい加減な奴ら」というのを良い意味で捉えれば「気のおけない奴ら」のようにも思えるし、悪い意味で捉えれば「堕落した奴ら」や「小悪人のような奴ら」であり、「朱に交われば赤くなる」的な意味合いもありそうです。
この歌詞が作られた時代背景を考えれば、学生運動家たちへのアンチテーゼであり、「いい加減な奴ら」とは大学運営側の上層部や、果ては社会の大人たち〜国家権力などと捉えることもできますね。
この一節に続くのが、、、
たたかい続ける人の心を誰もがわかってるなら
たたかい続ける人の心はあんなには燃えないだろう
、、、ですから、尚更そんな感じがするものです。
でもまぁ自分の中でも若い頃は「周りは解ってくれないよな〜」と思いながら自分なりに「たたかっていた」ことが多かったですが、歳をとるに従って、たたかっている後進の人たちの気持ちを理解しつつ応援しながらも、自分は「いい加減な奴ら」の仲間入りをしつつあるのかなぁ、、、などと思うものです。