2023年02月07日 (火) 22:26 | 編集
さぁ今年も2月に入って南岸低気圧祭りです。
1月も南岸低気圧は何度か来ていたんですけど、今週金曜日(10日)の南岸低気圧は、今シーズン一番の危険な南岸低気圧です、、、とはいえ、過去に関東に大雪をもたらした南岸低気圧に比べればお子ちゃまレベルではありますが。
それでもちょっとした気温のズレで積雪したりしなかったりするのが南岸低気圧の予報の難しさ。
今回のヤツもご多聞にもれませんので、お子ちゃまレベルだと思ってナメてかかるのは禁物です。
で、今日(7日)になってようやく金曜日の天気の動向が固まってきました。
それはズバリ、雪のち雨、でしょう。
西と北を山に囲まれた関東平野独特の地形によって、寒気が滞留しているところに、西から近づいてくる南岸低気圧の影響で朝から降水開始、、、これが初っ端から雪になります。
でもって、南岸低気圧の接近に伴って南からの暖気流が流入し、滞留していた寒気が抜けて雪からみぞれ、そして雨に変わってゆきます。

問題はこの雪から雨へと変わるタイミングで、昼頃に変われば積雪しかけた雪も溶けることでしょう。
しかし、滞留した寒気が抜けきれず、夕方になっても雨に変わらない時などは、水分を多く含んだ重たい雪がズンズン降り続いて、翌朝はエライことになっているかもしれません。
今のところ、神奈川県南部は積雪しない予想、もしくは積雪しても雪から変わった雨が溶かしてくれる予想なんですが、南岸低気圧の通過位置、発達度合い、滞留寒気の抜け具合でガラリと変わるのが関東地方の雨雪判別予想の難しさ。
ちなみに近年の関東の大雪というと、2018年に1度、2014年に2度の大雪がありました。
中でも2014年の2度目の大雪が実は「雪のち雨」の予報だったのに「全く雨に変わらず雪のまま降り続いちゃった」というね、、、要するに予報が見事に外れちゃったケースだったんです。
2014年の1度目の大雪の時の雪かきに比べて、2度目の大雪の雪かきはズッシリ2倍の重さで腰をやられて、これを機にスノーダンプを購入したという記憶が鮮明に残っていますもの。