2023年04月11日 (火) 22:26 | 編集
道徳の定番教材として「星野君の二塁打」っていうのがあるんだそうで(おいらは知らなかったんですけどね)。
少年野球で星野君は監督のバントのサインに従わず二塁打を放ち、チームは勝つ、、、しかし次の試合でメンバーから外される。
集団(組織)において、皆でひとつの目的に向かうときに個人の勝手な行動はダメ、ということを教える教材なんでしょうね。
このお話、現行の小学校高学年の教科書に載っているんですが、来春、教科書から消えるんだとか。
理由のひとつに、昔と違って野球が国民的関心事ではなくなり、野球の経験がないばかりか、ルールも知らない、観たこともない、そういう子が増えたというのがあるでしょう。
昔のテレビは月曜日を除いてゴールデンタイムは毎日プロ野球中継があったんですから、隔世の感アリアリです。
そして、なんといっても「服従」させるというのが時代に合わないらしいです。
上司に絶対服従というのは過去の話、、、今は、監督が一方的に指示を出すのではなく、星野君はどうしたいのか意見を聞き、一緒に考え、監督も意見は言うが助言にとどめ、最終的な決定は星野君自身が行う、、、そしてその結果に対しては全員でフィードバック、考察と反省を行う、って感じになるんですかね。
こりゃ野球を題材にするには無理がありますわな。
WBC後の今だったら「大谷君のセーフティバント」って、題材として良くないですか?
「監督からの指示はなく自分の判断」
「リスクを回避しながらハイリターンを得られるチョイスをした」
「勝利より優先する自分のプライドはない」
、、、今風でいいじゃんww