2023年06月26日 (月) 22:22 | 編集
昨日買った名古屋駅の駅弁「幕の内こだま」ですけど、新幹線開業を記念して開発された歴史ある駅弁なんですよね。
同時に「幕の内ひかり」も発売されて、もちろんそれは上等バージョンでした。
しかしながら上等の「ひかり」は早々と消滅したのに、並等の「こだま」は永らく残り続けるというシンプルイズベストの法則。
駅弁の幕の内弁当として昭和時代の標準的な内容を、地味な見栄えと廉価で提供する、まさに駅弁の鑑。

平成以降の駅弁は、山梨の甲府駅の「元気甲斐」という高級駅弁のヒットに端を発した豪華で濃淡のはっきりした華やかな彩りが定番になっていますが、この「幕の内こだま」は、その真逆のような淡白な色彩の昭和な駅弁。
中身は、白ご飯、鯖の照焼き、ササミフライ、ミートボール、卵焼、蒲鉾、煮物、昆布巻、うぐいす豆という、これまた昭和な内容です。
で、明けて本日(26日)の仕事終わりで帰宅後の我が家の食卓はトマトすき焼きでした。

トマトすき焼きは、トマトの赤が全体の色合いを華やかに仕立てますよね。
昭和の時代じゃ全く考えられなかった組み合わせ。
最初に考えた人はエライと思います、はい。