2023年09月15日 (金) 22:27 | 編集
2023年になってようやく世間を騒がしているジャニー喜多川による性加害問題。
1970年代から芸能界の公然の秘密として、我々一般人でも噂として知っていたにも関わらず、日本の報道機関は「タブー」として扱い、この問題に触れることはなかった、、、期間の長さ、被害者の数、どちらをとっても世界的に見て稀有で醜悪な事件であり、マスコミ(特にTV局)はこの性犯罪に加担してきたと言っても過言でないのは、以前(5月17日のブログ)にも書いた通り。
ジャニーズ事務所はTV局に対して圧力をかけ続け、TV局はジャニーズ事務所に対して異様なまでの配慮をし続けてきたことを、今般の事件が明るみになる以前から我々は度々見てきた。
思えば、2016年のSMAPの解散騒動を受けての謝罪会見(生放送)は、その中でも象徴的なシーンであった。
リーダーの中居正広が端に追いやられ、中央に木村拓哉が立ち、草彅剛が無表情で発した言葉が「木村君がジャニーさんに謝る機会をくれた」であった。
何?コレ?と思い、次の瞬間にコレはTV使った「公開処刑」だと感じたのだ。
当時(2016年1月18日)のブログをそのまま転載すると、、、
なんつうか、、、木村君以外の4人は全員罪人のような面持ちでありまして、、、、

木村君が冒頭の口火を切って、最後も木村君がしめるという展開。
今回のことでは結果的に木村君だけが男を上げることになってしまいましたねぇ。
会見の順番もリーダーの中居君が最初でも最後でもなく、、、これって軽い「見せしめ」ですかね。
ジャニーズ事務所の怖さを本当に理解していたのは1人だけだった。。。
これでSMAPの実質的なリーダーは木村君ということになった感じですか。
SMAPのことを「平成のドリフ」と例えた過去のあるおいらとしては、どうしても今回の並び方を診るとですね、、、
やはりこれを思い出さずにはいられないわけで。

並び方はグループ内の力関係を顕す???
、、、そして翌日(2016年1月19日)のブログでは、、、
朝、出勤前に「めざましテレビ」を視ていたら、、、前夜のSMAPの謝罪生中継に対する視聴者からのメッセージを紹介していたんですけど、もう「これでもかっ」っていうくらいに「超肯定的」なものばかり。
最後にただひとつだけ、『自分の言葉で聞きたかった。言わされてる気がした。こういう意見も放送してほしい』というメッセージを取り上げて「少数ながらマイナス意見もあって、当番組ではちゃんと取り上げましたヨ」という雰囲気を作っているような感じがして、なんだかなぁ、、、と。
今になって振り返っても、草彅君の「木村君のおかげでジャニーさんに謝ることができた」っていう発言は相当に怖かったですけどねぇ。
、、、花屋の店先に並んだ花はどれもみんな綺麗で世界にひとつだけの花だけど、一番エラいのは常に「花屋」なんですね。
この時に感じたジャニーズ事務所の異常なまでの執念、というか、これまで見たことも無いようなゴールデンタイムの生放送での公開処刑というパワハラをTV局にやらせる事ができるジャニーズ事務所ってすごい(要するにブラックの極み)、、、という事。
その半年後(2016年8月)、SMAPの年内での解散を発表。
解散というより、一部メンバーが事実上追放されたわけだが、2017年以降、あそこまで上り詰めた彼らでも、業界では簡単に、そして徹底的に干される(具体的にはCMには出演するけどTV番組への出演は皆無:奴らを使ったらYOUの局にウチのタレントは使わせないから)という事実。
思えば2016年1月が、ジャニーズとTV局の関係の闇の深さが初めて明るみに出た、、、言ってみれば「終わりの始まり」だったのかもしれません。