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トーニョゥビョーにはマッケンロー
2023年09月22日 (金) 22:27 | 編集
 
本日(22日)、日本糖尿病協会(医師や患者が作っている団体)と日本糖尿病学会が発表したところによりますと、糖尿病の新たな呼称として英語の病名(Diabetes Mellitus)に基づいた「ダイアベティス」とするとのこと。

糖尿病は血糖のコントロールが不良となり、悪化すると腎臓病や失明、神経障害、心筋梗塞、脳血管疾患などにつながる病気で、歯周病とも深い相互関係にあることで知られ、国内の患者はおよそ1000万人とされています。

上記2団体によると、現在の糖尿病という病名は、「糖が尿に出ない患者も多く、症状を正確に表していない」ことと、「尿」という文字が不潔なイメージにつながり「誤解や偏見を生んでいる」などとして、新たな呼び方を検討していたとのこと。

呼称によって生じる誤解や偏見を払拭しようという「現代社会によくあるパターン」なわけですけど、ネット上には「そう呼ばれたくないからこそダイエットを頑張る人もいるのでは?」という意見もあって、そういう視点もあるんだ〜って思いました。
でも、不摂生していないのに糖尿病になってしまう気の毒なケースも少なくないですからね。

さて、それでは「ダイアベティス」がどこまで普及するかというと、これがハードル高そうです。
まず「糖尿病」という言葉があまりにも深く浸透して定着しすぎているということ。
それから日本語の語感として「ダイアベティス」って、、、なんか言いにくいですよね。
漫才コンビの名前にしたら売れなさそうですもん。

私ごとですが、旧職場の大学で糖尿病に関する研究をチョロっとしていたことがあって(僭越ながらの業績はコチラ)、論文を読んだり書いたりするにあたり、Diabetes Mellitus なんてイチイチ言ってられないんで、自然と頭文字から「DM(ディーエム)」って言うようになりましたから、10年後の日本人もDMって言っているのかな、、、な〜んて。
いやいやそれとも10年経っても相変わらず「糖尿病」のまんまなのかもしれませんし。

歯周病という名称もかなり浸透しましたけど、いまだに歯槽膿漏って言う人多いですからね。
「シッソーノーローにはマッケンロー」のインパクトは凄かった。。。






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