2023年11月14日 (火) 22:26 | 編集
昨日も書きましたけど、自分が搭乗中の飛行機内や、乗車中の列車内で急病人が出た時、どうするかって話です。
いわゆる「医師または看護師の方はいらっしゃいますか」ってなった時、すぐに見つかればいいですけど、そうじゃない時とかにですね。
一昨日の機内では、おいら例によって非常口脇の足元の広い席に座っていたもんで、患者さんはまさにおいらの足元に寝かされるわけですよ。
CAさん達はメディカルキットやAEDを持ってワラワラと集まってきてテキパキと対処していくのですが、緊迫感オーラはムンムン出まくっているわけです。
で、意を決して言うわけです「私は医師でも看護師でもありませんが歯科医師ですので誰も見つからなかった時にはお手伝いいたします」と。
そうするとCAさんの表情から曇りがす〜っと取れるのが分かるんです。
目が一瞬輝いたあと、安堵の表情に変わるんですよ。
これは過去に数回、同様のことがあった機内でも、列車の乗務員さんの場合も全てそうでした。
しかし「ありがとうございます!」と言われたおいらは逆に緊張感が劇上がりします。
今回の患者さんは、意識消失しておらず、脈拍が少し高いものの血圧は正常だったこともあり、一応問題なく降機されて事なきを得たわけですけど、おいらはもう傍でドキドキでした。
過去に海外の航空会社の飛行機に乗っていたときに、後ろの席で気分が悪くなった人が出て、CAさんがワラワラと集まってきた時に、連れのヤツがおいらを指差して「ドントウォーリー、ヒーイズアドクター」なんて言うもんですから、CAさんの表情が安堵の表情に変わって「おいおい、ドクターじゃなくてデンティストなんだけどな〜」って脈拍が爆上がりしたことを思い出しました、はい〜。