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図書館よ お前もか
2023年11月16日 (木) 22:26 | 編集
 
おいらのような昭和後期生まれの世代にとって、若い頃に無料で利用できた公共図書館の存在意義は大きかったと思うんです。
本を読んだり借りたりできるのはもちろん、資料閲覧席で勉強することもできて、その用途は様々でした。

しかし、最近の若者たちの間では「公共の図書館は利用しにくい」という声が出ているようで、そりゃぁ調べ物があれば、ほぼほぼネットで解決できる時代ですから、わざわざ図書館に行かなくても、、、ということだと思ったら、どうもそうではないようです。
我々の世代って「図書館で勉強する」人って多かったですよね。
でも今の若い人たちにとって、家以外の勉強をする場所として先ずあがるのは「ファストフード店」と「ファミリーレストラン」なんだとか。

今時の公共図書館って、自習を禁止しているところが増えているんだそうです。
建前としては、図書館にある席はあくまでも資料を閲覧するための席で、自習目的のものではないからとのこと。
でもまぁそんなことは、我々が若い頃から皆知っていたわけです。
当時はそれが黙認されていた、、、しかしながら昨今は「学生が席を陣取っている」というクレームがあるそうで。
要するに、利用者割合としては昔と違って高齢者層が増えたので、その人たちからのクレームを無視できなくなった、というわけですな。
、、、なんだかなぁ、と思いますね。
自分たちが若い頃のことを棚に上げて何を言ってるんだ、と。
お金持ちの高齢者は無料の図書館でお寛ぎタイム、お金のない若者は有料の飲食店に追いやられて勉強というね。

まぁ高齢者側の視点に立てば、当時の時代背景として、夏休みに家で勉強したくてもクーラーのない家が多く、日中は冷房の効いた図書館が本当にありがたかった、というのもあるでしょう。
今は自宅でも十分に涼しく快適に勉強できるでしょ、ということなのかもしれませんが、それにしたって世知辛い。
こうして日本は徐々に終わってゆくんですな。


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